アジア競技大会馬術競技速報 8
2006.12/13
 

障害個人もメダルに届かず

第1回目走行 福島大輔、桝井俊樹ともに減点0


12月12日、障害馬術の個人戦2ラウンドが行われました。アジア競技大会における日本チームの最後の日です。団体は最終的に5位で終了しましたが、個人戦は各国から上位2人馬ずつ、計24人馬で戦われました。
日本からは福島大輔選手と桝井俊樹選手がともに団体戦で減点4、個人ランキング5位で2名が出場となりました。
Aラウンドのスタートは午前9時、福島選手の出番は17番、桝井選手の出番は18番です。コースは高さ150cm、速度375m/mim、距離590m 規定タイム95秒、制限タイム190秒、12障害15飛越。難所は7番のトリプルから8番にかけてのストレートラインの距離です。7歩入れるとOKだけれど、6歩では落としやすいところです。それに直角の回転が多い。
しかし「流れがスムーズで走りやすかった」と第1回目ともにクリアラウンドした福島、桝井の両選手の感想です。
コースデザイナーの塚脇直樹氏が当地で研修中です。「アジア大会で学んだことがを年末の全日本で取り入れたい。楽しみにしていてください」(塚脇氏)

Aラウンドは24人馬中満点は10人馬。日本2、韓国2、マレーシア2でヨルダン、フィリピン、カタール、アラブ首長国連邦が各1人馬。サウジはプリンスが1落下、カレド・アルエイドが2落下を喫しています。団体でメダルを逸した日本、個人では何としてもメダルを持ち帰りたいところです。
2回目走行(ファイナル)は午後2時半からスタートです。
Bラウンドはリバースオーダーのスタートで、なかなか満点が出ません。21番の福島選手とロイヤルセレクション号はまさかの5落下とタイム減点が付き22点。続く桝井選手とジー・エール号は2落下にとどめましたが、タイム減点1が付き、これで2位決定のジャンプオフに出られない結果に。続くカタールのユサフ・アーマド・アルルマイチ選手が初めてのクリアラウンドで勝利はほぼ決まり。観客が興奮して、手当たり次第にものを投げます。最終走者、韓国のワク・サン・ソン選手が減点17を喫して後退しました。韓国と台湾が減点8で2位決定のジャンプオフ。共に2落下。台湾のジャスミン・チェン選手が2位、タイム減点のついた韓国ヒュン・ジュン・ジョーが3位。桝井選手は4位タイという結果で終わりました。
「残念ながらアジア競技大会は馬のよしあしで勝負が決まった」(東良監督)
「札束に負けた気がします」(米山チームリーダー)

<日本選手の2ラウンド後の最終個人成績>
4位タイ 桝井俊樹 ジー・エール −9
13位タイ 福島大輔 ロイヤルセレクション −22
 
〈メダリスト〉
1位(金メダル) ユサフ・アーマド・アル・ルマヒ ナガノ号(QAT) (0)
2位(銀メダル) ジャスミン・チェン(TPE) (−8) JO−8
3位(銅メダル) ヒュン・ジュン・ジョー(KOR) (−8) JO−9
 
このアジア競技大会馬術競技速報を最後にドーハからの現地レポートは終わりにします。障害選手と馬たちは13日ドーハを発ち、帰国します。
詳報は「馬術情報」2月号をお楽しみに。


現地取材・撮影/大久保登喜子


福島大輔選手とロイヤルセレクション号


桝井俊樹選手とジー・エール号


障害チーム、左から広田龍馬選手、桝井俊樹選手、東良弘一障害監督、 近森広行選手、福島大輔選手(12月8日、ドーハ・ラマーダホテルで)