8月25日にドイツ・ハーゲンで行われたリオ・オリンピック地域予選競技会(障害馬術)で、日本が団体枠を獲得しました。今大会に団体で出場したのは、日本の他にオーストラリア、香港、台湾、フィリピンの合計5ヵ国・地域、個人参加も合わせて27人馬が出場しました。このうち上位2ヵ国・地域に団体枠が与えられるというものでした。
競技は2回走行で、第1走行はオーストラリアが減点8、日本は減点9で2位につけていましたが、第2走行は桝井俊樹&タルーベダルコKZ(乗馬クラブクレイン)がクリアラウンドしたのに続き、福島大輔&コーネット36(STAR HORSES)、林忠寛&コラナズエムアンドエム(北総乗馬クラブ)もノーミスでゴールして、杉谷泰造&アヴェンツィオ(杉谷乗馬クラブ)の走行を待たずに団体優勝を決めました。2位はオーストラリアで、この2ヵ国がリオ・オリンピックの団体出場枠を獲得しました。
なお、リオ・オリンピック障害馬術競技の日本代表は、来年6月に選考を行なって決定します。
「オーストラリアとの戦いになることはわかっていましたが、2位ではなく1位で通過したいと強く思っていたので、それが実現して本当に嬉しく思っています。次はオリンピック本番です。2020年の東京に向けて、リオではこれまで以上の成績を出さなければならないと考えています。明日からリオに向けての作戦を練り、最強の布陣でリオに臨めるよう、気持ちを引き締めてまいります。応援してくださった皆様、ありがとうございました」(監督 東良弘一)
▲大勢の応援団と笑顔で記念撮影
▲(左から)福島、桝井、林、杉谷