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2021 年 12 月 12 日
《全日本馬場Part I》最終日速報
 《第73回全日本馬場馬術大会2021 Part I》は最終日の今日、5競技を実施しました。

 チャンピオン決定戦の選手権競技は、10人馬が自由演技グランプリを行いました。選手権の順位は一昨日の規定演技と今日の自由演技の得点率合計で決まります。自由演技で70.205%を獲得した原田喜市&フェアリーテイルS(蒜山ホースパーク)がトータル137.096ポイントで今年の全日本チャンピオンに決定しました。2016年、2019年にエジスターとのコンビで勝っており、自身通算3勝目となりました。2位は136.592ポイントの稗田奈緒子&ファンタスティコ(リトルホースクラブ)、3位は133.903ポイントの林伸伍&ロストロポヴィッチ(アイリッシュアラン乗馬学校)でした。



▲全日本馬場馬術選手権優勝 原田喜市&フェアリーテイルS
「嬉しいです。この馬は東京オリンピックを目指すために手に入れたのですが、コロナがあってヨーロッパでの活動が難しくなり、昨年秋に日本に連れて来ました。能力のある馬なので、今大会ではもちろん優勝を目指していましたが、競技間隔が少し空いてしまったので、その点が心配でした。競技では力強い、躍動感のある動きを見せることができたと思います。この馬はこのまま日本において、こちらで競技に使っていくつもりです。僕自身は、来年デンマークで開催される世界選手権を目指しており、年明けにはアメリカ・フロリダの大会から活動をスタートする予定です」

 グランプリスペシャルには、一昨日のグランプリ規定演技で60%を超えた人馬のうち、自由演技に進まなかった2組が出場、林伸伍&パヴァロッティ(アイリッシュアラン乗馬学校)が1位となりました。

 セントジョージクラス決勝は、自由演技国体成年馬場馬術課目で実施。出場15人馬のうち2組が70%を超えました。優勝したのは増元拓巳&フォーカス(T.Sホースシューイング)で71.155%でした。2位は70.205%の吉田匡慶&ウィネトゥ(JRA馬事公苑)、3位は69.830%の川端俊哉&ソラヤ(アイリッシュアラン乗馬学校)でした。



▲セントジョージクラス優勝 増元拓巳&フォーカス
「短期で預かっている馬で、競技は春以来だったのでちょっと心配でした。待機馬場では少しテンションが上がってしまいましたが、インドアアリーナの中に入ったら落ち着いて演技ができたので良かったです」

 Mクラス決勝はM2課目で実施、15人馬が出場しました。加藤寿幸&ヴァンデイト(アイリッシュアラン乗馬学校)が2位に2ポイントの差をつけて70.414%で優勝、長谷川雄介&アイドール(Effort Stable)68.414%、永見牧人&レディートゥーダンス(ESJ)68.276%と続きました。



▲Mクラス優勝 加藤寿幸&ヴァンデイト
「駈歩は少しもぐってしまいましたが、速歩と常歩の感覚が良く、手応えがありました。コンビは2~3年ですが、去年はLクラスで2位だったので、今年Mクラスにステップアップして勝つことができて良かったです」

 Lクラス決勝はL2課目で実施、15人馬が出場しました。69.800%を獲得した照井駿介&フュースティン(ドレッサージュ・ステーブル・テルイ)が予選に続いて優勝、2位は永見一平&ボンヘッファー(ESJ)68.760%、3位は稗田奈緒子&ソラキン(リトルホースクラブ)67.840%でした。



▲Lクラス優勝 照井駿介&フュースティン
「緊張しがちで怖がりな馬で、待機馬場では風が強くてバタバタしてしまいましたが、本番は少し落ち着いてくれました。クオリティは高いですが、とにかく繊細な馬なのでゆっくり丁寧に育てて、将来はグランプリまでいきたいと思っています」

大会最終日の全結果はこちらからご覧ください。

 
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