東京オリンピック馬場馬術競技(7月25日)
東京オリンピック馬場馬術競技、今日は馬場馬術団体/個人予選(グランプリ)の2日目が行われ、日本からは林伸伍選手とスコラリ4、北原広之選手とウラカンの2人馬が出場しました。
グランプリはAからFの6グループに分かれており、各グループの上位2人馬(合計12人馬)と、この12人馬を除く、全体の上位6人馬、合計18人馬が個人戦決勝に進みます。今日はD~Fの3グループが行われました。
林選手とスコラリ4はグループEの2番に出場しました。落ち着いて騎乗していましたが、駈歩のパートでいくつかミスがあり、最終得点率は65.714%となりました。
北原選手とウラカンはグループFの3番に出場。パッサージュの入りなどでミスはあったものの、そこから大きく崩れることなく演技を終え、最終得点率は66.304%でした。
日本は残念ながら団体戦および個人戦決勝に進むことはできませんでした。
▲林伸伍選手&スコラリ4 ©日本馬術連盟
「準備の段階から今日の練習のまですべてうまくいって、今までにないくらい良い状態で演技に臨むことができたのですが、それをうまくエスコートしてあげられなくて重要な項目でミスが出てしまいました。特に歩毎の踏歩変換と駈歩のジグザグハーフパスは係数2の項目なので、それが点数にひびいたかと思います。ドイツにいた時から馬の状態が良く、本番に向けて完璧な準備ができて、今までで一番良い感触でこの舞台に立てたことは満足しています。だからこそ悔しいというのもあります。目標にしていたこの大会で、自分でもびっくりするくらい冷静に臨むことができ、アリーナの中でも精神状態は普段と変わらなかったことは良かったと思うのですが、逆に、馬が良すぎてそれに自分が対応できなかったのだと思います。スコラリとまたオリンピックを目指すことは馬の年齢的にないと思いますが、もし次にチャンスをもらえたら、この経験を活かして結果を出したいと思います」
▲北原広之選手&ウラカン ©日本馬術連盟
「繊細な馬なので何が起こるかわからないという覚悟をしていたのですが、最後まで馬が我慢して集中して演技をしてくれて本当にホッとしましたし、馬への感謝の気持ちがこみ上げました。ミスもあって点数が引かれたところもありますし、思ったような点数ではありませんでしたが、自分が目指していた馬との関係性は感じられました。馬に乗り始めた原点の場所である馬事公苑でオリンピックに出たという感慨は、後から感じるのではないかと思っています。今はとにかく、馬がよくやってくれたという気持ちが充満しています。コロナで1年延期になったことで、馬との関係性も深まり、馬と一緒に成長することができました。オリンピックを目指してヨーロッパで活動した3年間は、この年齢になっても技術もメンタリティも成長することができると実感することができ、かけがえのない財産になりました。ここで得られたことを若い選手に伝えていければと考えています。大変なことも多かったですが、楽しいチャレンジでした」
大会公式サイト馬術のページはこちらから。
https://olympics.com/tokyo-2020/olympic-games/ja/results/equestrian/results-dressage-comp-0001d1-.htm
今後の競技予定
7月26日 オフ
7月27日 馬場馬術団体戦決勝(グランプリスペシャル)
7月28日 馬場馬術個人戦決勝(グランプリフリースタイル)
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