アジア競技大会
Asian Games
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2010 年 11 月 20 日 |
![]() 総合馬術、団体・個人で金メダル!
(Photo:中西祐介/アフロスポーツ) |
《アジア競技大会》は11月20日、総合馬術の最終競技、障害馬術競技が行われました。2位のタイと僅差の首位で最終日を迎えた日本は、まずは個人戦出場の草薙達也選手&ジェニーブラックが登場、1落下して3日間のトータル減点を94.80で競技を終えました。 団体メンバー一番手の弓良隆行選手&マーキードプレスコは落ち着いてまわって減点0、減点54.20をキープしてチームの土台を固めました。タイの二番手の選手が3落下で減点12を喫した直後に登場したのが、根岸淳選手&ニドールドゥバーベルー。こちらも丁寧にコースを走って減点0、トータル減点47.30で団体優勝に大きく近づきました。タイは三番手の選手が2落下して、チームとしての減点を重ねます。 日本はチームキャプテンの大岩義明選手&ヌーンデイドゥコンドゥ、「賢希(佐藤選手)に楽に走行させてあげたかった」という大岩選手はもちろんクリアラウンドしてトータル43.80。弓良、根岸、大岩の3選手の減点合計は145.30点。 一方、タイは四番手の選手がノーミスでゴールしても減点155.60。この時点で日本の団体優勝が決まりました。 日本の最終出番、佐藤賢希選手&トイボーイもしっかりと減点0、終わってみれば日本のチームメンバーは全員クリアラウンドという素晴らしい成績で団体金メダルを勝ち取りました。団体出場7チーム中、クロスカントリーと障害馬術を全人馬が減点0で終えたのは日本だけでした。2位タイ、3位中国となりました。 |
![]() 笑顔でウィニングラン!
(Photo:中西祐介/アフロスポーツ) |
その後、上位人馬による個人戦決勝が行われ、日本からは佐藤選手と大岩選手が出場しました。大岩選手は1落下があって最終順位は3位、佐藤選手はこのラウンドもノーミスで優勝を決めました。根岸選手は15位、弓良選手は16位、草薙選手は26位でした。(※) 日本は団体・個人金、個人銅と3つのメダルを獲得して、大きく存在感を示しました。「ベストメンバーで臨んだアジア大会でした。初日の馬場は少し緊張もあって思ったよりは点数が伸びなかった部分がありましたが、クロスカントリーはみんな落ち着いて馬のコントロールもしっかりできていて、馬の精神力や体力を損なうことなく飛んでくれました。それが今日につながり、障害馬術では完璧な走行を見せてくれました。馬場馬術で他国を引き離すという目標をもっており、きちんとそれに向けて調整できたことが、金メダル獲得につながったと思います。世界選手権と同じメンバーだったことも、良いチームワークをつくることができた要因のひとつでした。応援ありがとうございました」(岩谷一裕監督)(※) 個人戦決勝には団体戦終了時の上位15人馬(各国最大2人馬)が進むことができます(実際には14頭が出場)。日本代表は佐藤選手1位、大岩選手2位、根岸選手5位、弓良選手11位、草薙選手25位だったため、決勝には佐藤選手と大岩選手が出場しました。なお、根岸選手、弓良選手、草薙選手については、自身よりも順位が低い中から決勝に進んだ選手がいるため、最終順位は団体戦終了時のものよりも低く記録されています。 |