2020年の東京オリンピック・パラリンピックの馬術競技会場が決定、FEIの公式サイトに記事が掲載されました。
【FEI公式サイトより 2015年2月28日】
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会がFEIの承認を得て、馬術競技会場の変更をリオデジャネイロ(ブラジル)で開催されたIOC(国際オリンピック委員会)理事会に提案、承認された。
馬術競技のメイン会場は、1964年の東京オリンピックでも馬術競技会場として使われたJRA(日本中央競馬会)所有の馬事公苑となった。2020年には馬場馬術と障害馬術、そして総合馬術の馬場馬術競技と障害馬術競技が馬事公苑で実施される。
総合馬術のクロスカントリー競技は当初計画のまま、東京湾の“海の森”で行われる。この“海の森”はボート競技、カヌースプリントおよびマウンテンバイクの会場でもある。
組織委員会の当初計画では、馬術のメイン会場は東京湾にある“夢の島”だった。馬事公苑への変更は馬術競技をオリンピックの中心的存在に戻すものであり、既存施設の利用はオリンピックアジェンダ2020で推奨されている経費およびサステナビリティの指針に沿っている。
東京オリンピックのオリジナル計画では全会場の33パーセントが既存施設を使用予定だったが、昨年12月にモナコでオリンピックアジェンダ2020が採択されて3ヵ月もたたないうちに、約50パーセントに増加した。
IOCによると、馬術、バスケットボール、カヌースラロームの会場変更による建設費の削減は10億ドルになるとのこと。
「FEIは東京2020組織委員会と緊密に連携し、すべての会場を訪れ、あらゆる意見をふまえて検討した。そして馬事公苑と海の森は非常に素晴らしい施設であると感じた」とFEIの大会&選手権ディレクター、ティム・ハダウェイ氏は話している。
また、FEI会長のイングマー・デボス氏は次のようにコメントしている。「オリンピックアジェンダ2020の推奨に沿った東京オリンピックにするための計画変更に応えることができて大変嬉しい。馬事公苑は2020年のオリンピック馬術競技会場を素晴らしいものにし、我々のスポーツをオリンピックの中心に据えてくれる美しい公園である。2012年にはロンドンでオリンピックムーブメントの100周年を祝い、2020年の東京オリンピックも近づいている。我々の目標は日本に馬術スポーツの強いレガシーを提供することである。東京で馬術が注目されることを期待している」
FEI公式サイトは
こちらから。