総合馬術本部
2020 年 9 月 28 日
《総合馬術》ポーランド で大岩選手が一大会2勝
ポーランドで行われた総合馬術国際競技会で大岩義明選手(株式会社nittoh)が4スター、3スターの2クラスで優勝しました。

9月25日~27日に行なわれたポーランド・CCI Baborowkoには、大岩選手は4*-Sクラスにキャレ、3*-Sクラスにザ・デュークオブカヴァンとバートエルJRAの合計3頭で臨みました。

4*-Sクラスでは、一種目めの馬場馬術でキャレとのコンビで減点27.4と首位発進。二種目めのクロスカントリーでは大岩選手自身も納得の走行でタイム減点4.4、合計減点31.8となり、この日トップに立ったポーランドのPawel Spisak選手& BANDERASに0.9差の2位につけました。最終種目の障害馬術では、大岩選手&キャレはバーをひとつ落とし三種目減点合計35.8で競技を終えました。一方、リバースオーダーで最終走行となった首位Spisak選手&BANDERASは一落下にタイム減点が加算され合わせて5.6の減点となり、合計で減点36.5で終了。見事、大岩選手&キャレが逆転でこのクラスを制しました。

▲4*-Sクラス優勝 大岩義明&キャレ
 © M&R Photo/LOTTO Baborówko Horse Sale Show

一方、3*-Sクラスでも大岩選手は馬場馬術で抜群の実力を見せました。馬場初日に出場したバートエルJRAとは減点29.4で5位、そして馬場二日目に出場したザ・デュークオブカヴァンで減点22.5でトップに立ちました。続くクロスカントリーではバートエルJRAが7.2のタイム減点のみでゴール、そしてザ・デュークオブカヴァンは障害減点・タイム減点ともゼロの満点走行でフィニッシュ。ザ・デュークオブカヴァンがトップ、バートエルJRAが11位で最終日の障害馬術を迎えました。リバースオーダーで行なわれた障害馬術は、先にバートエルJRAが走行し見事クリアラウンド。合計減点36.6で8位入賞。最終走行となったザ・デュークオブカヴァンは一落下したものの、初日から堅持していた首位の座を一度も明け渡すことなく見事優勝。大岩選手は国外開催の国際総合馬術競技会で2クラス同時制覇という日本人初の快挙を成し遂げました。

▲3*-S優勝 大岩義明&ザ・デュークオブカヴァン
 © M&R Photo/LOTTO Baborówko Horse Sale Show

大岩選手コメント:
「キャレとは今シーズンの集大成として、ある意味『勝ちに行った』試合でした。それが優勝という結果となって表れてよかったです。これでキャレは休息させ、来年に備えます。デュークは今シーズン久々にインターナショナルクラスに出場し、まだ復活途上ですが勝つことができました。バートはいろいろ試しながら調整中ですが、こちらも納得の行く結果を出せて満足しています。
 新型コロナウイルス感染症禍で世界中が大変な状況ですが、日本のみなさんにこうやって少しでも明るい話題を提供できるようこれからも頑張ります」

大岩選手は、先月同じくポーランドで行なわれたCCI4*-L Strzegomに続き、今年4スタークラス2勝目、3スタークラスは今季初勝利。新型コロナウイルス感染症の影響で国際競技会の開催が中断していたにも関わらず、日本人選手は今年総合馬術4スタークラスで合計3勝を挙げています(田中利幸選手&タルマダルー/CCI4*-S Barroca d'Alva、大岩義明選手&タリヨランクルーズJRA/CCI4*-L Strzegom、大岩選手&キャレ/CCI4*-S Baborowko)。


大会公式結果は以下のリンクよりご確認ください(外部リンク)。
CCI4*-S クラス
CCI3*-S クラス






 
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