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馬場馬術本部
2023 年 10 月 12 日
《かごしま国体》第2日レポート
 《特別国民体育大会(かごしま国体)》馬術競技は本日2日目。第7競技から第12競技までの6競技が行われました。

【第7競技 成年女子 馬場馬術競技】
 この競技はFEIセントジョージ賞典で行われ、12人馬が出場しました。上位3人馬が大接戦となりましたが、それを制したのはコンビ8年の稗田奈緒子&ファンタスティコ(兵庫県)で67.647%でした。2位は髙松優希&エルメス・デアツヴァイタ(東京都)67.529%、3位は中村公子&ジェームスディーン4(奈良県)67.294%となりました。


▲稗田奈緒子&ファンタスティコ
「今日はちょっと馬が緊張していたので、一度朝に軽く運動してから本番に臨んだところ、競技に集中してくれていい状態で乗れたと思います。最終日の自由演技も出ます。今回のために曲を新しくつくってきたので、楽しくやりたいと思います」

【第8競技-1 成年男子 国体総合馬術競技(馬場馬術)】
 この競技は馬場馬術と障害馬術の2競技の合計減点で順位を決定します。今日は馬場馬術競技が行われ、篠原正紀&クアトロS(東京都)が減点28.7でトップに立ち、それを減点29.6の片山淳&ラッキーユー7(徳島県)、減点30.7の杉谷泰造&ジータ(大阪府)が追っています。障害馬術競技は明日(10月13日)実施されます。

【第9競技 成年女子 ダービー競技】
 全長720mに18障害が設置されたこの競技には18人馬が出場し、4人馬がオリジナルコースを減点0でゴールしてジャンプオフに進みました。岡本果林&ジゴロ(兵庫県)が32.91秒でダブルクリアラウンドすると、広田思乃&キャンベラZ(栃木県)が30.77秒で首位に。続いて登場した地元・鹿児島県の村岡のぞみ&クレオパトラはそれをさらに上回る29.76秒でゴールして優勝を決めました。広田&キャンベラZが2位、岡本&ジゴロが3位でした。


▲村岡のぞみ&クレオパトラ
「コロナで延期になってから、馬も人も苦労したことはありましたが、皆さんに支えていただいてここに出られたことが嬉しかったです。今日は馬を信じて走行しました。明日は別の馬で標準競技に出ます。その馬の良さ活かした走行をして、それが鹿児島の得点につながるといいなと思っています」

【第10競技 少年 標準障害飛越競技】
 この競技には22人馬が出場し、9人馬がジャンプオフに進みました。ダブルクリアラウンドは4人馬で、優勝は31.41秒の広田大和&ニック・オブ・タイム(栃木県)、2位は真川葵衣&コビーナ(三重県)32.03秒、3位は川村颯太&ハーベスト(静岡県)33.51秒でした。広田は地元開催だった昨年の大会で叶わなかった種目優勝を、1年越しで達成しました。


▲広田大和&ニック・オブ・タイム
「去年は馬の力を発揮させられなかったことが悔しく、今日は勝ちたいというより楽しく走ってこようという気持ちが強かったです。この後はリレーとダービーに出ます。馬をしっかりケアして万全の状態で臨みたいです」

【第11競技 成年男子 スピードアンドハンディネス競技】
 この競技には21人馬が出場しました。出番6番の佐藤賢希&兀地(長野県)が、その時点のトップタイムより9秒ほど早い66.26秒を出しましたが、山口敬介&クインティナ(滋賀県)がそれをさらに9秒近く縮めて57.96秒で優勝しました。2位は福島大輔&アジュールJH(千葉県)64.99秒、3位は佐藤&兀地でした。


▲山口敬介&クインティナ
「昨日のトップスコアでは最後に佐藤選手と兀地に抜かれて2位だったので、今日は何とか勝ちたいという気持ちでした。このコンビの走行を見て、普通に行っても勝てないと思ったので、とにかく行きました。全ての障害で予定より1歩少なかったのですが、馬が頑張ってくれました」

【第12競技 少年 団体障害飛越競技(1回戦・準々決勝)】
 この競技はトーナメント戦で、第2日の今日は1回戦と準々決勝が行われ、鹿児島県、兵庫県、北海道、岩手県が準決勝進出を決めました。準決勝・決勝は第4日(10月14日)に行われます。

 明日(第3日)は成年男子自由演技馬場馬術競技、少年二段階障害飛越競技、成年女子標準障害飛越競技、少年リレー競技、成年男子国体総合馬術競技(障害飛越)が行われます。

 結果や出番は特設サイトをご覧ください。。


 
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馬場馬術本部
2023 年 10 月 11 日
《かごしま国体》第1日レポート
 《特別国民体育大会(かごしま国体)》馬術競技会が10月11日に始まりました。会場は鹿児島県霧島市牧園特設馬術競技場です。10月15日までの5日間で全23競技が行われます。今日は6つの競技が行われました。

【第1競技 成年男子 馬場馬術競技】
 セントジョージ賞典で実施されるこの競技には11人馬が出場しました。稗田龍馬&トレフィンガースタンレイ(兵庫県)が68.824%で優勝、照井駿介&フュースティン(埼玉県)が68.235%で2位、原田喜市&ディエゴ(岡山県)が67.324%で3位でした。


▲稗田龍馬&トレフィンガースタンレイ
「入場前に大勢の観客を見て馬が緊張してしまったので、攻め過ぎずに丁寧に乗りました。障害も岡本選手とジゴロが勝ち、馬場と障害の両方で兵庫は良いスタートとなりました。自由演技も丁寧に回りたいです」

【第2競技 少年 馬場馬術競技】
 この競技はFEIジュニアライダー個人課目で実施され、11人馬が出場しました。地元・鹿児島県の日高凱斗&サー・ギャラントが71.176%のハイスコアで優勝、67.941%の岸本レイナ&フュースティン(埼玉県)が2位、67.412%の浅川駿萬&ホーリーナイト(静岡県)が3位でした。


▲日高凱斗&サー・ギャラント
「ポテンシャルの高いサー・ギャラントに僕がどれだけ乗れるかが課題でした。地元としてのプレッシャーはありましたが、僕と馬とのベストを尽くせたと思います。自由演技は、ダイナミックな速歩を見せられる演技をしたいです」

【第3競技 成年女子 二段階障害飛越競技】
 この競技は第1段階を減点0でクリアすると、第2段階に進めるというもので、総減点が同じ場合は第2段階のタイムが早い方が上位となります。出場24人馬のうち15人馬が第2段階に進み、9人馬が減点0でした。岡本果林&ジゴロ(兵庫県)が26.98秒で優勝、広田思乃&キャンベラZ(栃木県)が28.69秒で2位、治武しおり&クインティナ(滋賀県)が28.87秒で3位でした。


▲岡本果林&ジゴロ
「ジゴロがいつも通り頑張ってくれました。私自身、国体は初めての参加で県を代表しているという緊張感を持ちながら、場の雰囲気を楽しめました。明日のダービーも自信を持って、いつも通りの走行をしたいです」

【第4競技 成年男子 トップスコア競技】
 障害物ごとに決まった点数がつけられていて、それをクリアするとその点数が加算されていくトップスコア。60秒以内に何点取れるかを競います。出場26人馬の中で最終出番の佐藤賢希&兀地(長野県)が1400点を出して優勝、2位は1380点の山口敬介&カムアンドフィール(滋賀県)、3位は1370点の森裕悟&CRNキンキーブーツ(奈良県)でした。


▲佐藤賢希&兀地
「出番が最後だったので、他の選手の走行も少し参考にしながら、プラン通りに走ることができました。自信がありました。僕は監督も務めているので、長野県がいい点数を得られるようにチームをサポートしていきます」

【第5競技 少年 スピードアンドハンディネス競技】
 この競技には24人馬が出場。13番の吉田夏希&クインティナ(滋賀県)が53.16秒でトップにいましたが、競技終盤に佐々木真平&黒姫(長野県)が51.91秒を叩き出して優勝しました。3位は55.15秒の福田楓馬&ナバロン(熊本県)でした。


▲佐々木真平&黒姫
「最初はちゃんと入賞してポイントを獲るというつもりでスタートしたのですが、後半になるにつれてギアが上がってきて、最後は全開でした。ダービーも出場する予定です。黒姫や先生の(佐藤)泰さんの成績に泥を塗ることにならないように頑張ります」

【第6競技 成年男子 ダービー競技】
 自然に近い状態の障害物が設置された長距離コースを走るダービー競技。出場18人馬のうち2人馬のみがクリアラウンドしてジャンプオフに進みました。ここも減点0の戦いとなり、33.91秒を出した広田龍馬&キャンベラZ(栃木県)が優勝、34.37秒の中村勇&フォンヴィア(三重県)が2位でした。3位はオリジナルコースを減点4でゴールした中でタイムがもっとも早かった上村司&アンテベルム(鹿児島県)となりました。


▲広田龍馬&キャンベラZ
「去年は地元開催でプレッシャーがありましたが、今年は全然プレッシャーなく臨めています。昨日、栃木チームで知覧の特攻平和記念館に行き、そこで力をいただきました。そのような経験ができるのも国体のいいところだと思います」

 第2日は成年女子馬場馬術競技、成年男子国体総合馬術競技(馬場馬術)、成年女子ダービー競技、少年標準障害飛越競技、成年男子スピードアンドハンディネス競技、少年団体障害飛越競技(1回戦・準々決勝)の6競技が行われます。

 出番・結果は特設サイトでご覧いただけます。


 
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馬場馬術本部
2023 年 10 月 11 日
《全日本馬場PartⅠ》出場人馬発表
 11月10日から12日に御殿場市馬術・スポーツセンターにて開催します《第75回全日本馬場馬術大会2023 PartⅠ》の出場人馬を発表いたします。

《第75回全日本馬場馬術大会2023 PartⅠ》出場人馬一覧(PDF)

 こちらでエントリーが確定しましたので、10月24日(火)までに、下記の口座へ参加料をお振込下さい。
【参加料の金額の確認方法】
1.オンラインエントリーを実施したID&パスワードでログイン
2.ページ左上の「申請承認待ち情報」をクリック
3.「申請承認待ち一覧」に記載されている当該申請の金額をご確認下さい

※出場できなかったエントリーについては、こちらで申請を取り消してあります

【振込先】
 三菱 UFJ 銀行 本店(001) 普通 
(口座番号)2427365 
(名義)馬場馬術本部実行委員会 公益社団法人 日本馬術連盟

 なお、ドーピング検査にかかる厩舎セキュリティー実施のため、期間中は厩舎地区の入場制限を行います。厩舎地区に入るために必要なリストバンドの各団体配布上限枚数は以下の通りです。

◆リストバンド配布上限枚数
 ・選手1名につき1枚
 ・馬1頭につき5枚(保護者、トレーナー、グルーム等)
  例)選手2名と馬3頭で参加する場合は合計17枚まで
     2枚(選手2名)+15枚(3頭×5枚)=17枚

 特設サイトおよびリストバンドの事前登録については、別途、ご案内いたしますので、今しばらくお待ちください。






 
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馬場馬術本部
2023 年 9 月 28 日
《杭州アジア大会》9月28日レポート
 《第19回アジア競技大会(2022/杭州)》馬術競技は、今日(9月28日)、馬場馬術個人戦決勝が自由演技インターメディエイトIで行われました。出場したのは予選競技上位の15人馬。日本からは髙田茉莉亜&ブリタニア7(アイリッシュアラン乗馬学校)と黒田龍之介&ベラートレ(西宮甲山乗馬クラブ)が出場しました。
 5番目に演技した髙田&ブリタニア7は59.965%で14位、最終出番となった黒田&ベラートレは72.405%で4位となりました。
 個人戦優勝はMOHD QABIL AMBAK Bin Mahamad Fathil&ROSENSTOLZ(マレーシア)75.780%、2位はSIU Jacqueline Wing Ying&JOCKEY CLUB HUITTHARIEN(香港)73.450%、3位はAGARWALLA Anush&ETRO(インド)73.030%でした。


▲髙田茉莉亜&ブリタニア7
「準備運動馬場から難しい雰囲気で、何とか乗り越えられるかと思ったのですが、ミスも出てしまいました。せっかくいただいた機会なので楽しく回ろうと思っていたのですが、ちょっと悔いが残る形になってしまったので、また新たな目標ができました。ブリタニアには9歳の時から乗っていて、もう15歳。ここまで連れて来てくれたことに感謝しています」


▲黒田龍之介&ベラートレ
「ここまで来ると(4位は)ちょっと悔しいです。自由演技はほとんど経験がなく、音楽をかけて練習したのも1回だけでした。少し音楽とずれたところはありましたが、まあ合格点の演技ができたと思います。たくさんの困難を乗り越えてここに連れて来てくれたベラートレには感謝しかありません。これ以上の馬に出会えることはないと思っています」

 これで馬場馬術競技はすべて終了しました。応援、ありがとうございました。
 9月30日に総合馬術競技が始まります。引き続き、TEAM JAPANの応援をよろしくお願いいたします。

アジア大会馬術競技の出番・結果はこちらから

今日の結果(個人戦決勝/自由演技インターメディエイトI)はこちらから

 
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馬場馬術本部
2023 年 9 月 28 日
杭州アジア 馬場馬術
9月28日
馬場馬術個人決勝(FEI自由演技インターメディエイトⅠ)成績
/updata/File/AG2022-_EQU_C73%28D%29C_EQUODRESINDV----------FNL-000100--.pdf

馬場馬術個人決勝(FEI自由演技インターメディエイトⅠ) オーダー
/updata/File/AG2022-_EQU_C51%28D%29B_EQUODRESINDV----------FNL-000100--.pdf


9月27日
馬場馬術個人予選(FEIインターメディエイトⅠ) 成績
/updata/File/AG2022-_EQU_C73%28D%29B_EQUODRESINDV----------SFNL000100--%281%29.pdf

馬場馬術個人予選(FEIインターメディエトⅠ) オーダー
/updata/File/N%5BDressage%20Individual%20Intermediate%20I%20Order%20To%20Go%5DEQUODRESINDV----------SFNL000100--_C51%28D%29B_1.pdf
この競技の上位15選手が決勝に出場できます。


9月26日 
馬場馬術団体(FEIセントジョージ賞典)成績
/updata/File/AG2022-_EQU_C73%28D%29A_EQUODRESTEAM----------FNL-000100--.pdf

馬場馬術個人予選の成績
/updata/File/AG2022-_EQU_C73%28D%29B_EQUODRESINDV----------GPSG000100--.pdf

 
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馬場馬術本部
2023 年 9 月 27 日
《杭州アジア大会》9月27日レポート
 《第19回アジア大会(2022/杭州)》馬術競技は、今日(9月27日)、馬場馬術個人戦予選がインターメディエイトIで行われました。この競技には、昨日の団体戦/個人戦予選で順位がついた全ての人馬が出場できるもので、32人馬が演技しました。
 黒木茜&レスペラード(神戸乗馬倶楽部)は序盤に経路違反をしてしまいましたが、その後は大きなミスなく乗り切って62.147%で22位でした。髙田茉莉亜&ブリタニア7(アイリッシュアラン乗馬学校)はいくつかミスがあって点数を落としましたが、63.676%で17位。明日の決勝に進むことができるのは上位15人馬ですが、1ヵ国あたり2人馬までというルールにより15位以内からインドと中国の2人馬が除かれたため、髙田&ブリタニア7は決勝進出を果たしました。黒田龍之介&ベラートレ(西宮甲山乗馬クラブ)は今日も切れのある演技で70.971%を出して5位、ドローの結果、明日の決勝競技(自由演技インターメディエイトI)では最終出番で演技をすることになりました。


▲黒木茜&レスペラード
「経路違反をしてしまって集中の糸がプツッと切れてしまい、立て直すことができませんでした。彼とはコンビを組んでからの時間がまだ短く、十分に手の内に入っていないので、コミュニケーションをビルドアップする時間がもう少しあったら、という気持ちはあります。今日はできることを全てやって、笑顔で終わりたかったのですが、それができなかったことが情けなく、暑い中一生懸命頑張ってくれた馬に申し訳ないという気持ちでいっぱいです」


▲髙田茉莉亜&ブリタニア7
「昨日よりも暑さが厳しく、少しボーッとしてしまうほどでした。攻めて乗ろうと思っていたのですが、決勝に残る演技をしようと思って、少し消極的になってしまったかもしれません。ミスしたところは、馬の調子が良かったので、もう少し自分が待てば良かったのですが、ちょっとバタバタしてしまって誤作動が起きてしまいました。ギリギリですが決勝に進むことができたので、明日は楽しみます」


▲黒田龍之介&ベラートレ
「今日は馬がピリッとしていなくて、何を考えているかわからない感じがあって不安でした。それをどうコントロールするかを考えながら乗っていたというのが正直なところです。明日の決勝はキュア(自由演技)ですが、僕自身ほとんどキュアをしたことがないので、心配です。これから何回もキュアの曲を聞いて覚えます」

馬術競技の出番・結果はこちらから

今日の結果(個人戦予選/インターメディエイトI)はこちらから

決勝(自由演技インターメディエイトI)の出番はこちらから

 
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馬場馬術本部
2023 年 9 月 26 日
《杭州アジア大会》9月26日レポート
 《第19回アジア競技大会(2022/杭州)》馬術競技がスタートしました。今日(9月26日)は馬場馬術団体戦/個人戦予選が行われ、12の国と地域から34人馬が出場しました。団体を組んだのはアラブ首長国連邦、香港、韓国、中国、台北、インド、タイ、日本、カタールの9チームでした。

 日本から出場したのは、黒田龍之介&ベラートレ(西宮甲山乗馬クラブ)、黒木茜&レスペラード(神戸乗馬倶楽部)、髙田茉莉亜&ブリタニア7(アイリッシュアラン乗馬学校)の3人馬です。今大会馬術競技TEAM JAPANの先陣を切ったのは、黒田&ベラートレ。やや高めのテンションで切れのある動きを見せて69.324%を出しました。午後、気温が上がってかなり厳しい状況になると、組織委員会の判断で競技の一時中断が急遽アナウンスされ、準備運動を始めていた黒木&レスペラードは一度厩舎に戻ることを余儀なくされてしまいました。1時間遅れで黒木&レスペラードから競技が再開、このコンビは65.912%でした。チーム内最後は初めて代表入りした髙田茉莉亜&ブリタニア7。得点率は67.088%でした。

 団体成績はチーム内上位3人馬の得点率を合計したスコアで決定します。インドが209.205で優勝、中国が204.882で2位、香港が204.852で3位、日本は202.324で4位でした。


▲黒田龍之介&ベラートレ
「暑さとの戦いでした。日本の馬術全体の中で最初に出場することになって少し緊張しましたが、本番は気持ち良く演技することができました。自分としては70%を超えたかったので、その点は残念です。明日のインターメディエイトI(個人戦予選)は、決勝に行けるようにしっかり経路を覚えて臨みます」


▲黒木茜&レスペラード
「突然、タイムテーブルの変更があって、馬と私にとっては難しい状況でしたが、ベストは尽くせたと思います。大会の直前に馬の調子が悪くなってとても不安でしたが、周りの方々のサポートのおかげで、この場に立つことができました。点数に関しては正直がっかりしていますが、無事に終えることができてホッとしています」


▲髙田茉莉亜&ブリタニア7
「このような大会に参加するのは初めてで、観客の前で演技することができて幸せでしたし、馬に感謝しています。日本チームの皆さんのサポートのおかげで大きなミスなく終えることができました。少し守りに入ってしまったことに悔いが残っているので、明日はもっと思い切って演技して、ブリタニアの良さを出せるようにしたいです」

 明日は個人戦予選。インターメディエイトIで実施されます。32人馬が出場予定で、このうち上位15人馬(ただし1ヵ国2人馬まで)が、自由演技で行われる個人戦決勝に進むことができます。

 明日のTEAM JAPANの出番は次の通りです。
15番 黒木茜&レスペラード 10:36(日本時間 11:36)
18番 髙田茉莉亜&ブリタニア 15:09(日本時間 16:09)
28番 黒田龍之介&ベラートレ 16:39(日本時間 17:39)

馬術競技の出番・結果等はこちらから

団体戦の結果はこちらから


インターメディエイトIの出番はこちらから
 
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馬場馬術本部
2023 年 9 月 24 日
《全日本ジュニア馬場》最終日レポート
《第40回全日本ジュニア馬場馬術大会2023》は最終日の今日、各クラスの2日目の競技を実施しました。

 ヤングライダー選手権は、前日の規定演技で60%を超えた13人馬が出場し、自由演技を披露しました。前日に続いて吉田友里恵&グランダー(アシェンダ乗馬学校)が72.890%のハイスコアをマークし、2日間の得点率の合計は143.037ポイントで選手権競技優勝を決めました。2位は136.340ポイントの宮本真衣&シュヴァルベン・メロディー(アシェンダ乗馬学校)、3位は135.217ポイントの田原まや&龍統(立命館大学馬術部)でした。


▲ヤングライダー選手権優勝 吉田友里恵&グランダー  ©c3.photography
「ヤングライダー最後の年だったので、思い切り楽しんで演技をするつもりで臨みました。少し攻めた演技で、馬のダイナミックな動きを出せたかなと思います。勝って終わりたいという気持ちを形にできたのは良かったです。グランダーとはまだコンビが浅く、お互いまだよくわかっていないのですが、これからどんどん良くなっていくと思います。これからはグランダーの良さをもっと出していけるようになりたいです」

 ジュニアライダー選手権には15人馬が出場しました。今日の自由演技は西木成絢&ヴァンクリーフ(エバーグリーンホースガーデン)が69.890%で1位となりました。2日間の得点率合計で決まる選手権競技は、規定演技で優勝した佐藤滋大が、今日の自由演技では6位だったものの得点率の合計は137.013ポイントで初優勝を決めました。2位は136.851ポイントの西木&ヴァンクリーフ、3位は136.378ポイントの松岡健心&グラーティア(静岡乗馬クラブ)となりました。


▲ジュニアライダー選手権優勝 佐藤滋大&ヒストリー ©c3.photography
「今日は昨日より馬の状態が難しく、その中でフライングチェンジで大きなミスをしてしまったので、優勝は厳しいかなと思いながら結果を待っていたら、優勝の放送が聞こえたので、喜びが爆発しました。たくさんの知り合いが観に来てくれていたので、ウィニングランでもその嬉しい気持ちを前面に出して走りました」

 チルドレンライダー選手権は15人馬がJEF第3課目Bに進みました。村越春花&フロレンス(ESJ)が70.917%を出して昨日に続いて1位、得点率合計139.598ポイントで優勝しました。2位は137.389ポイントの速水心&ディアダイキリ(ESJ)、3位は133.972ポイントの番田真衣&ロナー(東京乗馬倶楽部)となりました。


▲チルドレンライダー選手権優勝 村越春花&フロレンス ©c3.photography
「昨日は2位との差がぎりぎりだったので、今日はもっと点数を出さなければという緊張感がありました。苦手な運動項目もしっかり意識して気を付けて乗って、うまくいきました。来年はジュニア課目に上がって、今日優勝した同じクラブの佐藤滋大選手と競い合えるくらいにレベルを上げたいです」

 新設のU30選手権は、ショートグランプリを実施しました。安田利実&ベルナルドU(Circle E Horse Farm)が64.079%で昨日のインターメディエイトIIに続いて1位、得点率の合計は128.442ポイントで初代チャンピオンとなりました。


▲U30選手権優勝 安田利実&ベルナルドU ©c3.photography
「この競技が新設されたことはありがたいですし、私自身、若い選手を引っ張っていく側になれたらいいなと思います。今日のショートグランプリは忙しい経路で難しかったです。思った通りの演技が見せられず悔しい部分はありますが、初代チャンピオンになれて嬉しいです」

 同じく新設のU30セントジョージクラスは、清水梓&三日月(ロハスライディングクラブ)が127.755ポイントで優勝しました。


▲U30セントジョージクラス優勝 清水梓&三日月 ©c3.photography

全競技の結果はこちらからご覧ください。


 
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馬場馬術本部
2023 年 9 月 24 日
《全日本ジュニア馬場》全結果のお知らせ
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馬場馬術本部
2023 年 9 月 23 日
《全日本ジュニア馬場》初日レポート
 《第40回全日本ジュニア馬場馬術大会2023》が御殿場市馬術・スポーツセンターで開幕しました。これまでのヤングライダー、ジュニアライダー、チルドレンライダーに加えてU30カテゴリーを新設し、U30選手権とU30セントジョージクラスの合わせて5つのクラスで行います。いずれも、初日の競技と2日目の競技の得点率を合計して順位を決定します。

 ヤングライダー選手権(16~22歳)には19人馬が出場、初日はFEI ヤングライダー個人競技馬場馬術課目を実施しました。吉田友里恵&グランダー(アシェンダ乗馬学校)が70.147%の高いスコアで1位、宮本真衣&シュヴァルベン・メロディー(アシェンダ乗馬学校)が67.010%で2位、田原まや&龍統(立命館大学馬術部)が66.127%で3位でした。


▲ヤングライダー初日1位 吉田友里恵
「今日は足場が少し悪かったので、あまり攻められませんでしたが、大きなミスなく安定した演技ができたかなと思います。グランダーはクオリティがすごく高い馬ですが、まだそれを出し切れていないのが悔しいです。キュアは私も馬も得意なので、明日は楽しみながら最後まで演技をしたいと思っています」

 ジュニアライダー選手権(14~18歳)には28人馬が出場しました。初日のFEIジュニアライダー個人競技馬場馬術課目を制したのは68.333%の佐藤滋大&ヒストリー(ESJ)、2位は67.647%の浅川駿萬&ホーリーナイト(静岡乗馬クラブ)、3位は67.353%の松岡健心&グラーティア(静岡乗馬クラブ)でした。


▲ジュニアライダー初日1位 佐藤滋大
「ジュニアにクラスアップしてフライングチェンジや駈歩ハーフパスなど新しい技術が増えて、また、馬も変わったので、それに合わせるのに結構時間がかかりました。何とか馬と力を合わせて演技する方向に持ってくることができたかなと思っています。明日の自由演技は、今日の馬の雰囲気を保ったまま、馬と曲と良い調和をつくり出していきたいです」

 チルドレンライダー選手権(10~16歳)には25人馬が出場しました。初日のFEI第3課目Aは上位2人馬が接戦で、村越春花&フロレンス(ESJ)が68.681%で1位、速水心&ディアダイキリ(ESJ)が68.472%で2位、番田真衣&ロナー(東京乗馬倶楽部)が66.597%で3位につけています。


▲チルドレンライダー初日1位 村越春花
「1ヵ月前まで私が怪我をしていて復帰したばかりなのですが、フロレンスが助けてくれました。馬への感謝の気持ちが一番大きいです。2位に同じチームの(速水)心がライバルでいるので、それを越えていけるように、フロレンスの一番の演技を出し切りたいです」

 新設のU30選手権、初日の課目はFEIインターメディエイトⅡです。このクラスには3人馬が出場しており、今日は安田利実&ベルナルドU(Circle E Horse Farm)が64.363%で1位となりました。


▲U30選手権初日1位 安田利実
「このクラスをつくってもらってありがたいです。ただ、踏み慣れていない課目だったので、難しさを感じつつ楽しんで、またこの場に戻って来ることができました。明日のショートグランプリは忙しい経路で、合図が雑になりがちなので、丁寧に落ち着いて、彼の良さがちゃんと出せるように乗りたいです」

 こちらも新設のU30セントジョージクラス。この競技には5人馬が参加しています。初日のセントジョージ賞典は清水梓&三日月(ロハスライディングクラブ)が64.608%で1位となりました。

結果や出番表などの情報は大会特設サイトでご確認ください。


 
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