《全日本障害PartⅠ》2日目速報
JRA馬事公苑で開催している《第72回全日本障害馬術大会2020 PartⅠ》は2日目の今日、それぞれのクラスの標準競技を実施しました。
大障害飛越競技(標準)には30人馬が出場しました。前日のスピード&ハンディネスを勝った鯨岡啓輔&クワイトライト(東関東ホースアンドハウンド)が、減点0で2位に5秒以上の差をつけて今日も1位となりました。2位は67.87秒の腰高知己&カレウィッチ(北総乗馬クラブ)、3位は67.91秒の西崎純郎&エクスキャリバー(岡山乗馬倶楽部)でした。
▲鯨岡啓輔&クワイトライト
「今日は勝ちにいこうと思っていたら、目の前で腰高選手がトップタイムを更新したので、ますますやる気になってしまいました。無理な勝負はしないでクワイトライトの足の速さを活かして走行し、それが勝ちにつながりました。明日は第1走行は必ず減点0、第2走行も減点0でゴールして優勝を決めたいです」
中障害飛越競技A(標準)には37人馬が出場し、7人馬がクリアラウンドしました。岩館正彦&CRNコスタブラバ(RCクレインオリンピックパーク)が69.20秒で1位、片山篤&キャヴェンディッシュ(徳島乗馬倶楽部)が71.29秒で2位、森本健史&ヴァイスファーデン(犬山乗馬クラブ)が71.72秒で3位となりました。岩館選手とCRNコスタブラバは今年2月からのコンビで、次のように話してくれました。「装蹄師と相談しながら、良い状態を崩さないように大会に臨みました。今日の走行は良かったです。コーチ陣に言われたプランに近いコースどりができました。明日も今日と同じ状態をキープして、馬の邪魔をしない走行をしたいです」

▲岩館正彦&CRNコスタブラバ
中障害飛越競技B(標準)には60人馬が出場しました。9人馬がクリアラウンドするなか、鯨岡啓輔&チャーリーブラウンⅠ(東関東ホースアンドハウンド)が60.50秒で1位。2位は62.62秒の西塚重二&マルベリーMV(駿ホースクラブ)、3位は66.30秒の関口裕子&ドナート(日本乗馬倶楽部)でした。鯨岡選手は大障害と中障害Bの予選競技をすべて勝ちました。「すごく嬉しいです。第1障害の着地でちょっとつまずいたので馬をピリッとさせる合図を送ったら、それが前進気勢に変わったのでそれを利用して走行しました。明日はジャンプオフに残ることを意識して慎重になり過ぎないよう、今日と同じようにギアを上げて走行したいです」と鯨岡選手。

▲予選4競技を制した鯨岡啓輔選手
明日は全日本障害飛越選手権競技と中障害A決勝競技、中障害B決勝競技を実施します。今大会は無観客で開催しておりますので、競技の模様はインターネットライブ配信でご覧ください。
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2025.09.05 |