《全日本障害Part II》最終日速報
《第73回全日本障害馬術大会2021 Part II》は最終日の今日、中障害C、中障害D、ダービー競技の決勝競技を行いました。
中障害Cは予選を勝ち上がった35人馬が出場し、半数以上の21人馬がジャンプオフに進む激戦でした。ダブルクリアラウンドは11人馬で、26.95秒の広田大和&ブレイヴスターズofヤス(那須トレーニングファーム)が優勝、27.74秒の桐野紗羅&ストラティーゴ(岡山乗馬倶楽部)が2位、28.75秒の藤田さくら&カッシーナ(STAR HORSES)が3位と高校生ライダーが上位を独占しました。

▲中障害C決勝 優勝 広田大和&ブレイヴスターズofヤス
「この馬は普段は大きな障害を飛んでいて、あんなにスピードを出して走ったことはなかったのですが、今日は思い切って行きました。ゴールした時はめっちゃ気持ち良かったです。大きな障害を飛ぶ馬なので、僕にとってもチャレンジですがどこまでいけるか頑張ってみたいと思います」
中障害Dには32人馬が出場、そのうち11人馬がクリアラウンドしました。ジャンプオフでは阿日塔&ナイルゲームスターA II(Tokaiホースパーク)が31.57秒で暫定トップでしたが、最後から3番目に出場した鯨岡啓輔&遠宝18(ペガサス乗馬クラブ)が一気に4秒近く早い27.59秒で首位を奪い、そのまま優勝を決めました。2位は鯨岡の次に走行した瀧田玲&グッドルーカス(那須トレーニングファーム)31.46秒、3位は阿日塔&ナイルゲームスターA IIでした。

▲中障害D決勝 優勝 鯨岡啓輔&遠宝18
「全開で走り抜きました。前半は小さい回転で行って、後半のダブル障害を飛んだ後は全開で走り抜こうと決めていて、それがうまくはまったので良かったです。全日本で優勝というのはオーナーさんの夢でもあったと思うので、期待に応えられて良かったなと思います」
ダービー競技は緑の広場につくられた全長940mの長丁場のコースに18 障害(20飛越)が設置されました。出場21人馬中、クリアラウンドしたのは6人馬。ジャンプオフでは3人馬が再びノーミスでゴールを切りました。2頭でジャンプオフに進出した佐藤泰(明松寺馬事公苑)が黒姫とのコンビで47.99秒で2位以下に大きく差をつけて優勝、細野光&アップトゥーユー(八王子乗馬倶楽部)が53.07秒で2位、瀧田玲&グッドルーカス(那須トレーニングファーム)が57.42秒で3位となりました。

▲ダービー競技決勝 優勝 佐藤泰&黒姫
「私の後ろの出番だった(広田)大和くんが中障害Cでも速かったので、どれくらいのタイムで来るのかなと思って全力で行きました。黒姫とのコンビはもうじき10年になります。長野県馬術連盟の馬なので、これからも国体で活躍させたいです」
本日の全結果はこちらから。
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