ヨーロッパの総合馬術競技シーズンが開幕し、シーズン初の4スター競技が行なわれたCCI Barroca d'Alva(ポルトガル)で田中利幸選手(乗馬クラブクレイン)が優勝するなど日本人選手が活躍しました!
CCI Barroca d'Alvaは2週に亘って行なわれ、南欧の温暖な気候、真っ青な空の下でヨーロッパ中の人馬が集まり、いよいよオリンピックイヤーのシーズンを迎える熱気に包まれていました。
2月27日~29日に行なわれた一週目では、CCI3*-Sで佐藤賢希選手(明松寺馬事公苑)&ヴィックデュジゾールJRAが3位表彰台。田中利幸選手がタルマダルーとのコンビで13位、クウォリークレストエコーとのコンビで21位でした。また、同時に開催されたCCI2*-Sでは北島隆三選手(乗馬クラブクレイン)がセカティンカJRAとのコンビで3位表彰台、フェローザニューモードとのコンビで6位に入りました。
そして二週目(3月5日~8日)には、ヨーロッパでの総合馬術競技シーズン最初の4スター競技(CCI4*-S / CCI4*-L)が行なわれました。CCI4*-Sでは馬場馬術、クロスカントリー競技を終えた時点で首位と2.5点差の2位につけていた田中利幸選手&タルマダルーが障害馬術をクリアラウンドで満点走行。一方二日目を終えてトップだったオーストラリアのKevin McNab選手が2落下し、田中選手が逆転優勝を飾り、ポルトガルで日の丸が揚がり君が代が流れました!同大会同種目の日本人選手の優勝は2018年の大岩選手&ザ・デュークオブカヴァン以来(旧CIC3*)。
田中選手&タルマダルー
優勝決定直後に馬上でガッツポーズの田中選手
また、北島隆三選手がフェローザニューモードとのコンビで6位入賞、セカティンカJRAで11位となりました。
北島選手&フェローザニューモード
続いて行なわれたCCI4*-Lでは、佐藤賢希選手がコンタドーラとのコンビで、初日の馬場馬術でトップと5点以上あった差を二日目のクロスカントリーと最終日の障害馬術で詰め、最終的には1.7点差で準優勝。佐藤選手はCCI2*-S Madridと合わせ3週連続の表彰台と素晴らしいスタートダッシュを切っています。これで佐藤選手とコンタドーラは東京オリンピック最低出場要件(MER)を獲得しました。
佐藤選手&コンタドーラ
準優勝が決まって笑顔のブスケシニアマネージャー、佐藤選手、細野監督

馬上 左より田中選手、北島選手
前列 左より中嶋総務、佐藤選手、細野監督、ブスケシニアマネージャー、ベイズチーム獣医師、タッカーコーチ、岩谷総合本部委員
大会公式結果は
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