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2016 年 10 月 5 日 |
《いわて国体》馬術競技4日目速報
第71回国民体育大会《希望郷いわて国体》馬術競技は、4日目の今日(10月5日)、5競技を実施しました。天皇杯(男女総合優勝)は東京都が79ポイントで首位。2位と20ポイントの差をつけて、明日の最終日に臨みます。
【第12競技 少年 団体障害飛越競技】
この競技は、大会2日目に1回戦・準々決勝を、そして今日、準決勝・決勝が行われました。準決勝は鹿児島県対福岡県と群馬県対神奈川県の2試合、ここから鹿児島県と群馬県が勝ち上がりました。
決勝は群馬県(富山公晴・石井飛雄梧・小林龍平)がトータル減点21で優勝、鹿児島県(上村司・榮拓樹)が減点24で第2位となりました。3位は神奈川県(清水茉理香・竹田瑞基)でした。
▲群馬県チーム(左から)石井・富山・小林
「優勝なんて信じられません。難しいところのある馬(リトルボーイ)を、2~3年コンビを組んでいる石井がしっかり馬とコミュニケーションをとって走行したこと、相手チームの馬に騎乗した富山がその馬に合わせた乗り方ができたことが良かったです。そして、一番の勝因はチームワークです」
【第17競技 少年 自由演技馬場馬術競技】
この競技には10人馬が出場、1~4位までは初日の規定演技と同じ人馬でした。優勝は福岡珠緒&ティーダ(岡山県)。演技終盤に音楽が途切れるアクシデントがありましたが、それに動じることなく70.975%というハイスコアを出しました。2位は神村ひより&バリシュニコフ(東京都)68.075%、3位は進藤千聖&ユニコ(静岡県)66.050%でした。
▲福岡珠緒&ティーダ ©UPP
「規定演技では馬を動かすことができなかったのですが、今日は馬を信じて思い切って演技することができました。難しい運動も成功して、良い内容で優勝することができたので満足しています。とても嬉しいです」
【第18競技 成年男子 標準障害飛越競技】
23人馬が出場し、ジャンプオフに進んだのは4人馬でした。最初に走行した福島大輔&グラムアー(千葉県)が早くも減点0、34.58秒でゴールすると、すぐにそれを岩館正彦&C’sセシル(奈良県)が32.48秒でトップタイムを更新。広田龍馬&ライフ・イズ・ビューティフル(栃木県)が32.89秒で2位に入りました。
▲岩館正彦&C’sセシル
「足の速い馬なので、落としたり止まったりしなければ勝てるかなと思っていました。福島さんの足跡の内を回るようにしました。馬も助けてくれたので優勝することができて良かったです」
【第19競技 成年女子 トップスコア競技】
1000点が入賞ラインのトップスコア競技ですが、ハイレベルな戦いとなりました。最初の出番の山口真奈&ジュリアス・ファータ(東京都)が早くも1370点を出し、なかなかそれを超える人馬が出ないまま競技終盤を迎えました。佐藤泰&如意(長野県)が速い足を活かして1420点でトップに立ちましたが、それを川口雅美&サムライブルー(静岡県)が小回りを駆使して1440点を獲得して優勝を決めました。
▲川口雅美&サムライブルー ©UPP
「スピードでは敵わないから、小回りで勝負する作戦でした。それがうまくいきました。去年もこの競技に出ましたが、あの時は今日のような回転はできませんでした。まだ9歳の馬なので、これからが楽しみです」
【第20競技 少年 ダービー競技】
この競技には23人馬が出場し、4人馬がジャンプオフに進みました。まず、武道芙紀&シロッコプラダ(埼玉県)が減点0、41.07秒でゴール、続く2人馬には減点がありましたが、最終出番の吉永翔司&桜照(熊本県)が40.84秒でクリアラウンドして優勝しました。3位は減点4の山畠龍一郎&フェアバンクスカーゴ(北海道)となりました。
▲吉永翔司&桜照
「通るラインや、ハミを外さないようになどのアドバイスをもらって、その通りに思い切ってやったらこういう結果を出すことができました。国体は初めてで緊張しましたが、楽しかったです」