日本の国際馬術基盤強化を目的として、馬術競技水準の向上を図り、海外に通じる人馬を育成するため、日本中央競馬会から特別振興資金の助成を受けて本連盟は以下の事業を行います。
(1)リオデジャネイロオリンピック代表人馬選考会開催
リオデジャネイロオリンピックの障害馬術及び馬場馬術競技における団体戦の代表人馬選考会を開催する。
(2)リオデジャネイロオリンピック参加馬匹輸送の実施
リオデジャネイロオリンピックに参加する競技馬匹の欧州とブラジル間の輸送を実施する。
(3)リオデジャネイロオリンピック出場人馬の強化支援事業
① 海外コーチングチームの設置
リオデジャネイロオリンピックに向けた代表候補選手及び代表選手の競技活動並びに競技馬の訓練等のサポート及び指導を実施することを目的として、欧州において集中的に活動するコーチングチームとしてゼネラルマネージャーおよびシニアマネージャー等を設置する。また、大会後においては、2020東京オリンピック競技大会に向けた強化策についても検討する。
② 大会直前合宿の実施
リオデジャネイロオリンピック開催直前に代表人馬を集め、最終調整及びコンディションの確認等を目的とした合宿を実施する。
③ 人馬強化費の補助
代表候補選手及び代表選手に対し、安定した競技活動及び優良な競技馬の維持等を円滑に行うため、強化費を補助する。
・MERを取得した候補選手は、1月から6月までを対象期間としてMERを取得した月から一選手につき月額15万円の強化費補助。
・代表に選出された選手は、250万円の強化費補助。
(4)国内におけるFEI公認国際馬術競技会開催
馬場馬術及び総合馬術競技のFEI公認国際3★(出場する選手、競技馬等の状況を鑑みて、FEI公認国際2★とする場合がある。)の馬術大会を日本国内において開催する。
(5)活動拠点移行に関わる馬輸送支援事業
国内で活動する選手が、リオデジャネイロオリンピックのためのMER取得競技会で基準を満たし、活動拠点を日本から欧州へ移すための馬輸送費を補助する。馬場馬術、総合馬術の中から1頭。