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2021 年 8 月 3 日
東京オリンピック総合馬術競技(8月2日)
 東京オリンピック馬術競技、今日は総合馬術競技の最終種目、障害馬術競技が行われました。
 以前のオリンピックでは4人馬でチームを組んで上位3人馬の成績をカウントしていましたが、今大会は3人馬でチームを組んで全員の成績がカウントされるフォーマットに変更されています。
 昨日のクロスカントリー競技で大岩義明選手とキャレが失権したため、日本チームとしてリザーブだった北島隆三選手とフェローザニューモードと交代する判断がなされました。競技途中の交代も今大会で初めて導入されたもので、チームに減点20が加わります。
 その北島選手とフェローザニューモードは、日本の一番手で出場してクリアラウンド。しっかりと役割を果たしてくれました。
 田中利幸選手とタルマダルーは前半は順調でしたが、終盤で3落下して減点12が加わり、3日間のトータル減点75.50で34位でした。
 クロスカントリーを終えて暫定5位につけていた戸本一真選手とヴィンシーは1落下があってトータル減点31.5で暫定7位となり、トップ25による個人戦決勝に進みました。個人戦決勝で戸本選手とヴィンシーはタイムオーバーが1秒あったものの、障害減点0でゴールして最終的なトータル減点31.9で4位となりました。この成績は日本のオリンピック総合馬術史上最高位です。
 なお、団体成績は11位でした。


▲戸本一真選手&ヴィンシー ©日本馬術連盟
「団体戦の走行で1落下は僕のサポート不足だったので、個人戦決勝では自分が馬を助けられるように乗ろうと思って臨みました。5番障害が似たタイプだったので気をつけていきました。結果的に1走行目に落としていなければメダルに届いていたので残念ではありますが、それよりも2走行目に1本も落とさずに終われたことがとても嬉しいです。馬場馬術、クロスカントリー、障害馬術のすべてで、ヴィンシーのベストに近いパフォーマンスができたので、今はすがすがしい気持ちです。ホームカントリーの開催というだけでなく、JRA職員の自分にとって馬事公苑はホームグラウンドです。会場には日本人のボランティアの方がたくさんいて、『頑張ってね』と声をかけていただいたので、無観客ではありましたが十分に自国開催の強みを感じました。JRAの大きなサポートに感謝していますし、イギリスの拠点であるフォックスピットイベンティングの厩舎の仲間が僕をここまで連れて来てくれたと思うので、イギリスに帰ってみんなにお礼を言いたいです」


▲北島隆三選手&フェローザニューモード ©日本馬術連盟
「今はいろいろな気持ちがミックスされています。何かあった時のためのリザーブという立場だったので、しっかり準備はしていましたし、自分の仕事は果たせたかなと思います。この一走行にオリンピックへの気持ちをすべてぶつけました。フェローザニューモードがアリーナに入って物見をすることは想定内でした。一緒に成長してきたので、どういう状態になるかも、その時にどうしたらいいかもわかっているので、一つずつ丁寧に正確に、なおかつ大胆に乗りました。楽しめました」


▲田中利幸選手&タルマダルー ©日本馬術連盟
「3日間走り切れたことは達成感がありますし、楽しかったです。厳しい状況下の大会でしたが、多くの方々のおかげで大会が開催されたことに感謝し、またその舞台に立てたことを誇りに思います。タルマダルーとのコンビは6年です。乗り始めた時は8歳でどうなるかわかりませんでしたが、順調にトレーニングと経験を積んでこの東京オリンピックに連れて来ることができたことは本当に嬉しく思っています」

今後の競技予定
 8月3日 障害馬術個人予選
 8月4日 障害馬術個人決勝
 8月5日 (オフ)
 8月6日 障害馬術団体予選
 8月7日 障害馬術団体決勝


大会公式サイト総合馬術のページはこちらから

NHKライブ配信(見逃し配信あり)はこちらから


グリーンチャンネルの放映予定はこちらから

 
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