リオ・オリンピックは8月8日に総合馬術のクロスカントリー競技が行われました。全長5840mに33障害(45飛越)が設置されたコースは、アップダウンもあり、かつテクニカルなもので、14人馬が失権、2人馬が棄権しましたが、日本の2人馬はその難コースを走り切りました。
大岩義明&ザ・デュークオブカヴァンは1ヵ所ロングルートを選択しましたが、あとはすべてダイレクトルートを攻めて、タイム減点のみ。2日間のトータル減点は65.0で17位に順位を上げました。
▲大岩義明&ザ・デュークオブカヴァン
「前半は馬が行きたがるのを無理に抑えずに行きましたが、後半は少し疲れていました。僕も一生懸命乗りましたが、馬がすごく頑張ってくれて、二人三脚でゴールまで行ったような感じです。1ヵ所だけロングルートを行きましたが、あとはすべてダイレクトルートで行って、タイム減点だけで帰ってくることができたので満足しています。しっかり馬のケアをして明日の朝のホースインスペクションを通過することだけを考えています。その後、障害のことを考えます」
北島隆三&ジャストチョコレートは2回の不従順とタイムオーバーで減点74.4が加わり、トータル減点は132.1、現在42位です。
▲北島隆三&ジャストチョコレート
「気をつけていたところで2回失敗してしまいました。行けると思った自分の感覚が少し違っていて、本当はもっとコントロールが必要でした。ただ、完走できたことは良かったです。3日間終わって一つの成績ですから、今日はしっかり馬のケアをして明日のインスペクションを通過し、得意な障害馬術に臨みたいです」