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アジア競技大会
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2023 年 10 月 2 日
《杭州アジア大会》10月2日レポート
《第19回アジア競技大会(2022/杭州)》馬術競技は、総合馬術最終日、障害馬術競技が行われました。
▲総合馬術団体銀メダル! ©FEI/Yong Teck Lim
団体戦、2日目を終えて2位につけたTEAM JAPANは、3頭ともホースインスペクションを通過して、最後の戦いに臨みました。出番順は個人暫定順位のリバースオーダーで、日本は楠本將斗&ヴィックデュジゾールJRA(ラクエドラゴンホースパーク)、中島悠介&クレジットクランチ(乗馬クラブエトワール)、吉澤和紘&ペニーグランツ(JRA馬事公苑)の3人馬全てがクリアラウンドしました。
これにより、TEAM JAPANはトータル減点92.7で銀メダルを獲得しました。優勝は減点86.8の中国、3位は減点93.9のタイでした。
また、個人戦では、吉澤&ペニーグランツが銅メダルを獲得しました。優勝は
HUA Tian&POSEIDONS ADMIRAL(中国)、2位はSAMRAN Korntawat&BILLY ELMY(タイ)でした。
▲吉澤和紘&ペニーグランツ
「団体金メダルが目標でしたが、優勝した中国は本当に強くて逆転することはできませんでした。ただ、今日の障害馬術は3人ともベストを尽くして減点0で締めることができたので、僕たちにとっては金メダルに近い銀メダルだと思っています。最後まで諦めない日本のチーム力を見せられたと思います。昨日、平永選手が失権してしまいましたが、その後も全力でサポートしてくれていたので、今日は僕ら3人がしっかりメダルを獲って、もう一度4人で表彰式、ウィニングランという気持ちがあったので、それを叶えることができて嬉しかったです。本当にいいチームでした。個人銅メダルはラッキーでした。JRAの先輩でオリンピック4位だった戸本(一真)さんの言葉に『上位のミスを願う人間にはメダルは来ない』というものがあり、自分の実力でメダルを獲れる選手にならないといけないと思っていたので、とにかく自分のベストを尽くすことだけを考えていたら、このような結果になりました。サポート、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。ただただ感謝の気持ちでいっぱいです」
▲楠本將斗&ヴィックデュジゾールJRA
「チームで銀メダルを獲れたのはすごく嬉しいです。初日は4位スタートで、自分も意気込んで臨んだ馬場馬術で思ったような結果が出せなかったことで、かなり落ち込みました。昨日と今日はかなりプレッシャーもあったので、今はホッとしています。障害馬術はヴィックも得意なので信頼していますし、落ち着いて走れました。初めての国際競技でしたが、自分も戦えるという自信にもつながりました。銀メダルですごく悔しいし、吉澤さんの(個人戦の)表彰式がかっこ良くて、いつか自分も立ちたいなと思いました。今回の経験や感じたことを自分の胸にしまって、次のアジア大会やオリンピックを目指していく上で大事なものを見つけていきたいです」
▲中島悠介&クレジットクランチ
「馬は一生懸命頑張ってくれて、今やれることは出し切ったのですが、悔しいという気持ちが先行しています。銀メダルを獲得した達成感はありますし、誇らしくもありますし、得るものも大きかったですが、やはりアスリートとしては、ウィニングランで先頭を走れないのは悔しいですね。大会延期などいろいろなことがありましたが、8年間コンビを組んで信頼しているクレジットクランチとの集大成としてここに来ることができて良かったです。馬場はもう少し高い点数を取りたかったですが、それ以外の部分ではベストパフォーマンスができたかなと思います。これまで助けてくださったたくさんの方に感謝の気持ちでいっぱいですし、クランチのオーナーさんにも会場で見ていただけて良かったです」
▲平永健太&デュークオブサセックス
「表彰式の入場の時に根岸コーチが拍手してくれたのですが、そこで悔しさが一気に溢れました。今日もチームのみんなと一緒にコースの下見をして、ウォームアップアリーナで練習のサポートをしたり、キスアンドクライに立ったりしました。一緒に戦っている感じで、みんなに『普段通りいこう』と声をかけました。吉澤さんの走行の時は心臓がはちきれそうでした。減点0でゴールを切った時にはめちゃくちゃ嬉しくて、『ありがとう』という気持ちでした。個人としてはこの悔しさでますます上に行こうと思いましたし、次の大きな舞台でこの悔しさが必ず役に立つと信じています。次の目標は10月の全日本選手権です。何がなんでもという気持ちです」
細野茂之監督
「今回のアジア大会は若手の登竜門という位置づけで、選考条件としてオリンピック、世界選手権出場者を除くなど、当初はそれで結果が出せるのかという心配の声も多く聞かれました。もちろん、目標は金メダルだったので悔しさはありますが、国際経験の浅い選手たちが互角に戦い、銀メダルを獲得できるまで成長したことを大変嬉しく思います。初日は4位スタートで金はおろかメダルを逃すのではという不安もありましたが、選手たちが集中力を欠かさず頑張ってくれました。また、クロスカントリーで失権してしまった平永選手が、気持ちを切り替えて全力でサポートにまわってくれたことも、国際競技初出場だった3人にとっては心強かったと思います。選手と馬は100%以上、200%くらい頑張ったと思います。このことは本人たちはもとより国内で活動している選手にも夢と希望と自信を与える結果だと思います。また、現地や日本でサポート、応援してくださった皆さんには深く御礼を申し上げます。本当にありがとうございました」
アジア大会馬術競技の出番・結果は
こちらから
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総合馬術個人戦の結果は
こちらから
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