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世界馬術選手権
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2022 年 9 月 19 日
《総合馬術世界選手権》最終日レポート【後編】
▲戸本一真&ヴィンシーJRA © FEI / Richard Juilliart
「8位という結果は嬉しいものではあるのですが、順位よりも今日の障害馬術を減点0で帰って来たかった、という気持ちが強いです。落とした結果の順位と、落とさずにゴールしての順位は、気持ちの面で全然違います。落下した障害物に関しては、下見の時から良いイメージが持てず、いろいろ考えたのですが、結局それを払拭できないまま向かい、やはり落下してしまいました。ただ、それ以外はイメージ通りに完璧な走行ができました。大会全体を通して、ヴィンシーJRAの素晴らしさ、またトレーナーのウィリアム・フォックスピット氏の、このような大きな大会に向けてのマネジメントの素晴らしさを改めて感じました。そして、これら全ての経験をさせてもらえるJRA の多大なサポートに改めて感謝しています。今回日本チームは掴みかけていた自信を失いました。来年の地域予選では挑戦者として強い気持ちで団体出場枠の獲得に臨みたいと思います」
北島隆三&セカティンカJRA
「クロスカントリー走行中にぶつけたのだと思いますが、セカティンカの肢に外傷と痛みがあり、獣医師の判断で治療をしてもらったので、その時点で棄権ということになりました。僕がもうちょっとうまく乗ってあげていたらと思うと、馬には申し訳ない気持ちです。ただ、頑張ってくれた馬とチームには感謝しています。日本はベストパフォーマンスができれば十分に世界と戦えるチームです。僕も今回の反省を活かして、自分と馬を見つめ直して、来年の地域予選では確実に出場枠をとらなくてはと思っています」
▲TEAM JAPAN(左から)田中、北島、戸本、大岩、細野団長
細野茂之団長
「クロスカントリー終了まではパリ五輪出場権獲得の7位を死守していましたが、残念ながら北島選手騎乗のセカティンカJRA号が負傷のため、最終日に駒を進めることができずチームとしては11位という結果に終わりました。しかし個人では戸本選手が8位入賞という素晴らしい結果をもたらしてくれ、今後へと弾みをつけるものとなりました。4年前のアメリカトライオンでの世界選手権団体4位入賞時と同じメンバーで臨んだ今回の大会、アンラッキーでしたが選手達の著しい技術の進歩を感じられる内容でした。今後、パリオリンピックに向けて地域予選を勝ち抜き本戦に駒を進めるべく、周到な準備とさらなる鍛錬をしていくのみです。最後に日本から応援してくださった全ての方々に改めて深く感謝申し上げます」
大会公式サイト
https://pratoni2022.it/
結果はこちらから
https://www.longinestiming.com/equestrian/2022/fei-eventing-world-championship-pratoni-del-vivaro
このチーム派遣事業は競技力向上事業助成金を受けて実施されています。
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