障害馬術本部
2017 年 11 月 19 日
全日本障害飛越選手権、福島大輔&グラムアーが2連覇!
 《第69回全日本障害飛越競技Part I》は最終日の今日、各クラスの決勝競技を実施しました。

 チャンピオン決定戦の全日本障害飛越選手権競技には18人馬が出場、2回走行で実施しました。第1走行は林忠義&ラムーア88(北総RC)と福島大輔&グラムアー(STAR HORSES)の2人馬が減点0、減点4が6人馬でした。第1走行減点4の小池啓補&ノスコデブロンデル(守谷RC)が減点0でゴールしてトータル減点4でジャンプオフ成立に望みをかけるなか、林&ラムーア88が1落下してトータル減点4で並び、最終出番の福島&グラムアーの結果を待つ展開。プレッシャーのかかる状況でしたが福島&グラムアーは見事クリアラウンド。唯一のダブルクリアラウンドで2連覇を達成しました。2位は林&ラムーア88、3位は小池啓補&ノスコデブロンデルでした。



▲福島大輔&グラムアー
「2連覇達成できてすごく嬉しいです。走行を重ねるにつれて馬の状態が安定してきているなかで最終日を迎えました。第1走行で馬が上にあがり過ぎてだいぶサポートしながら飛越して、馬も頑張ってくれて減点0で帰ってくることができました。第2走行もプレッシャーはありましたが、せっかく頑張ってくれた馬のためにも、絶対に減点0で来なくてはという強い気持ちで臨みました。馬への感謝の気持ちをいつも大事にしているので、2連覇というかたちで馬に恩返しができて良かったです」

 大障害B決勝には19人馬が出場、芹澤永治&アレクセイ(Sクリアラウンド)と渡辺祐香&ロイヤルズサン(つま恋RC)の一騎打ちのジャンプオフとなりました。先に走行した芹澤&アレクセイは1落下があって減点4、渡辺&ロイヤルズサンは確実にコースを回ってクリアラウンドして優勝を決めました。2位は芹澤&アレクセイ、3位は森裕悟&ブロードウェイ(RCクレイン東京)となりました。



▲渡辺祐香&ロイヤルズサン
「永治君が落としたので、無理をせずに楽に回ることができ、ミスなく終えることができました。ロイヤルズサンは初日からすごく調子が良く、また経験のある馬なので助けてもらいながら良い結果をおさめることができました。来シーズンは大障害Aに戻してフィルーVDKと2頭で選手権を目指せればと思っています。オーナーさんにも理解をいただいて活動することができているので感謝しています」

 中障害A決勝には25人馬が出場しました。ジャンプオフには9人馬が進出、そのうち3人馬がダブルクリアラウンドを果たしました。最終出番でトップタイムを出したのは木原康弘&ブルース(Master Horse)35.94秒、2位は鯨岡啓輔&クワイトライト(東関東ホースアンドハウンド)36.91秒、3位はBernd Klein&BUMコンスタンチン(BUM Equine)39.46秒でした。木原&ブルースは、昨年、中障害Bで優勝しており、クラスアップしての連勝となりました。



▲木原康弘&ブルース
「クラスを上げて今年も優勝することができて非常に嬉しく思っています。足が速い馬なので、ジャンプオフでは皆さんが通ったところを通って、馬を信じて走りました。以前にこの馬に乗っていた方が、わざわざアイルランドから観に来てくれていたので、目の前で優勝するところを見せられて良かったです」

 中障害B決勝には41人馬が出場し、11人馬がジャンプオフに進みました。すべての選手が攻めの姿勢を見せ、白熱した戦いとなりました。最終出番の伊濱武史&可憐シャルロッテ(東武RC&クレイン)が38.32秒を叩き出して優勝、2位は広田龍馬&ラ・ラピーヌ・クリスタル(那須トレーニングF)39.90秒、3位は眞田慎&エメルソン(眞田RC)40.57秒でした。



▲伊濱武史&可憐シャルロッテ
「ジャンプオフは最終出番で行かざるを得ないという状況だったので、思い切って行きました。馬はすごくいい感じでした。最終障害を飛んだ瞬間は『抜けた!』と思いましたがタイムがちょっとわからず、放送を聞いて『勝った!』と確信しました」
 
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