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馬場馬術本部
2024 年 10 月 17 日
令和7年度 全日本馬場馬術大会(3大会)に関する基本的事項について
令和7年度に開催する全日本馬場馬術大会(3大会)の基本的事項についてご案内いたします。

令和7年度 全日本馬場馬術大会 基本的事項(PDFファイル)

主な変更点は、《全日本ジュニア馬場》実施経路が変わることです。
詳細は以下の記事(8月13日)をご参照ください。

2025年度《全日本ジュニア馬場》実施経路の変更について


 
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馬場馬術本部
2024 年 10 月 17 日
《馬場馬術》アジア・世界選手権 海外強化合宿(ドイツ)のご案内
馬場馬術本部では、海外で活動する馬場馬術ナショナル・プログレスチームメンバーを対象に、下記の通り、海外強化合宿(ドイツ)を開催いたします。

◆令和6年度 馬場馬術 アジア大会 世界選手権 海外強化合宿(ドイツ)
期間:令和6年11月19日(火)~22日(金)
会場:Sportpferde im Brook厩舎(Im Brook 2a · 49479 Ibbenbüren ドイツ)
講師:Jonny Hilberath (ドイツ 馬場馬術 ナショナルチーム トレーナー)

参加をご希望の方は、実施要項をご確認のうえ、オンラインエントリーにてお申し込みください

実施要項はこちら
オンラインエントリーはこちら
*申込締切:10月24日(木)



 
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馬場馬術本部
2024 年 10 月 17 日
FEIグループⅧ 馬場馬術国内審判員オンラインセミナーについて
 昨年に続き、今年もFEIグループⅧが主催する馬場馬術国内審判員オンラインセミナー(The Group VIII National Dressage Judges Online Course)が下記の通り、開催されます。参加を希望する方は「Myページ」にログイン後、当該検定講習会ページ上部にある「検定講習会受講申請」ボタンを押して、エントリーして下さい。※締切まで期間がないのでお早めにお申し込みください。

タイトルをクリックすると、当該講習会ページに移動できます。

《FEIグループⅧ 馬場馬術国内審判員オンラインセミナー》
ジュニア団体馬場馬術競技クラス
 開催日:2024年11月19日(火)

セントジョージ賞典馬場馬術競技クラス
 開催日:2024年12月10日(火)

【以下、共通事項】
時間:未定(参加国の割合等による/過去例:15時~18時(日本時間))
場所:オンライン会議(Zoom)
講師:Ms. Mary SEEFRIED (AUS) / Ms. Susan HOEVENAARS (AUS)
   Level 4 / FEI 5* Dressage Judge
参加料:100AUD~※参加人数により変動する場合があります
         ※参加料は参加決定後、案内に従ってご自身で直接お支払いください
参加条件:馬場馬術審判員1級/S級
     英語でディスカッションできること ※通訳はありません
応募締切:10月28日(月)
各定員:15名

 なお、応募者多数の場合は、過去の実績等を考慮し、参加者を決定させていただくことがありますので、ご了承ください。
 セミナー内容の詳細、アクセス方法等については、それぞれ主催者から案内が届き次第、応募者の方々へ直接ご案内いたします。


 
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馬場馬術本部
2024 年 10 月 13 日
《SAGA2024》最終日レポート
 三木ホースランドパークで開催している《SAGA2024 国民スポーツ大会》馬術競技会は最終日の10月13日、2競技を実施しました。

【第22競技 少年 トップスコア競技】
 この競技には19人馬が出場し、1000点が入賞ライン(8位まで)となりました。トップスコアを獲得したのは開催県である佐賀県の川下類&レニンゼックスで1320点でした。2位は1280点の小林咲心&カリーノ(長野県)、3位は1220点の安田湊&カノア(岐阜県)でした。


▲川下類&レニンゼックス
「優勝することができて馬にとても感謝しています。ジョーカーなど不安要素もあったのですが、うまくいって良かったです。優勝が決まった時は嬉しくて飛び上がりそうでした」

【第23競技 成年男子 六段障害飛越競技】
 この競技には14人馬が出場、最終障害150cmからスタートしました。10人馬が160cmに上がったジャンプオフに進み、さらに3人馬が170cmに挑戦。ただ一人この高さをクリアした藤谷喜晴&ザンジバル(和歌山県)が優勝、減点4の谷本和人&インクレディブル(香川県)と仁田原志起&キャリーズセブン(福岡県)が同率2位となりました。


▲藤谷喜晴&ザンジバル
「優勝は3回目ですがこれまでは同率だったので、今回が初めての単独優勝です。昨年よりも馬の調子が良かったので、いけると思って信じて臨みました。最高です!」

 馬術競技の男女総合優勝は滋賀県、女子総合優勝は千葉県、今大会新設されたThe Good Player of SAGA2024は滋賀県の山口敬介選手が受賞しました。


▲男女総合優勝(天皇杯)滋賀県チーム
「来年の自県開催に向けて、もっと強化して2連覇を目指します。会場が今年と同じ三木ホースランドパークで県外になるので、国スポらしさをどのように出していくかも工夫して盛り上げていきたいです」(谷口真一監督)

 
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馬場馬術本部
2024 年 10 月 12 日
《SAGA2024》4日目レポート
 三木ホースランドパークで開催している《SAGA2024 国民スポーツ大会》馬術競技会は4日目の10月12日、5競技を実施しました。

【第17競技 少年 自由演技馬場馬術競技】
 この競技はFEI自由演技ジュニアライダー馬場馬術課目で実施、12人馬が出場しました。唯一70%を超えた岸本レイナ&フュースティン(埼玉県)が70.800%をマークして優勝、2位は69.600%の中本翔也&ギャビデルギャビVCG(奈良県)、3位は68.835%の野本葵&BUMフルール(佐賀県)でした。


▲岸本レイナ&フュースティン
「やりました! 攻めていけたと思います。高い芸術点をつけていただいてびっくりしています。いろいろな方のサポートがあっての優勝なので感謝の気持ちを忘れずに、これからもやっていきたいです。来年は自己ベストを目指します」

【第18競技 成年女子 自由演技馬場馬術競技】
 この競技は自由演技国体成年馬場馬術課目で実施、12人馬が出場しました。稗田奈緒子&ショコラ・クラシック(兵庫県)が71.805%のハイスコアで優勝、中村公子&ギャビデルギャビVCG(奈良県)が69.115%で2位、米本晃子&ブラウニードリーム(北海道)が68.525%で3位でした。


▲稗田奈緒子&ショコラ・クラシック
「嬉しいです。普段から乗っている馬ではないので、ミスのないよう注意して乗りました。最後の停止が音楽とぴったり合ってうまく決まりました。オーナーさんに喜んでいただける結果を出せて良かったです」

【第19競技 成年男子 国体大障害飛越競技】
 この競技には13人馬が出場して、3人馬によるジャンプオフが成立しました。ダブルクリアラウンドしたのは森裕悟&CRNキンキーブーツ(奈良県)のみ、タイムは44.00秒でした。2位と3位はともに1落下で、42.47秒の福島大輔&メクィドールPS(千葉県)が2位、44.87秒の谷口真一&カムアンドフィール(滋賀県)が3位となりました。


▲森裕悟&CRNキンキーブーツ
「キンキーブーツで初めての大きなタイトルなのでとても嬉しいです。ジャンプオフは馬を信じて、減点0の中で行けるところまで走る作戦でした。来月の全日本大会でキンキーにもう1つタイトルをあげたいです」

【第20競技 成年女子 トップスコア競技】
 この競技には23人馬が出場しました。1000点を超えたのは4人馬で、200点のジョーカーを2回完飛したのは上位3人馬のみでした。トップスコアの1340点を獲得したのは平芳泰&兀地(長野県)で、標準障害飛越競技に続いて今大会2勝を挙げました。2位は1240点の増山陽子&ア・ガール・ドゥ・シャヴァノン(茨城県)、3位は1190点の真鍋恵美子&セリーナZK(徳島県)となりました。


▲平芳泰&兀地
「今日も優勝できて嬉しいです。障害物の配置が難しくてコースの組み方を迷ったのですが、ハイスコアを狙って行き、60秒の中で13個飛ぶことができました。馬もとてもよい仕上がりだったので自信を持って臨むことができました」

【第21競技 少年 ダービー競技】
 全長780mに18障害(20飛越)が設置されたダービー競技には18人馬が出場しました。長丁場のコースをノーミスで完走したのは5人馬。ジャンプオフでは浅川駿萬&ルーニー(静岡県)が唯一のダブルクリアラウンドで優勝しました。2位と3位は1落下があり、36.34秒の改賀誠奈&トゥアイクリスタル(滋賀県)が2位、39.67秒の長町柚愛&ルーチャット(長野県)が3位でした。


▲浅川駿萬&ルーニー
「すごく嬉しいです。ダービーに出たのは初めてでしたが、馬もベテランで物見もせずに走れて良かったです。ジャンプオフは先生たちに指示されたコースどりの通りに、思い切って行きました」

《SAGA2024》の出番、結果、コース図等は大会特設サイトで?覧いただけます。


 
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馬場馬術本部
2024 年 10 月 11 日
《SAGA2024》3日目レポート
 三木ホースランドパークで開催している《SAGA2024 国民スポーツ大会》馬術競技会は3日目の10月11日、5競技を実施しました。

【第8競技 成年男子 国体総合馬術競技】
 馬場馬術競技と障害馬術競技の2種目で実施するこの競技は、前日に馬場馬術を行い、その成績のリバースオーダーで障害飛越が実施されました。馬場馬術終了時は上位5人馬が2点差以内の接戦で、1落下で順位が変わる状況でした。
 トップ5のうち障害減点がなかったのは暫定5位だった山口敬介&ガルーファンデスケンメルスベルグ(滋賀県)のみ。1秒のタイムオーバーで減点0.4が加わりましたが、トータル減点32.3で逆転優勝しました。2位は減点34.1の杉谷泰造&ジータ(大阪府)、3位は減点35.2の片山淳&ラッキーユー7(徳島県)となりました。


▲山口敬介&ガルーファンデスケンメルスベルグ
「ガルーは障害が得意なので落とさない自信はあったのですが、少しでも順位が上がるといいなとは思っていましたが、ここまで上がれるとは思っていませんでした。僕が一番びっくりしています」

【第13競技 成年男子 自由演技馬場馬術競技】
 自由演技国体成年馬場馬術課目で実施したこの競技には9人馬が出場、上位3人馬は70%を超える結果でした。日髙凱斗&サー・ギャラント(岡山県)が71.820%で優勝、林伸伍&ジェシージェームス(北海道)が71.715%で2位、照井駿介&フュースティン(埼玉県)が70.855%で3位で、初日の規定演技と同順位でした。


▲日髙凱斗&サー・ギャラント
「規定演技以上にハイレベルな戦いになることはわかっていたので、攻める必要がありました。規定と自由演技の二冠を達成できたこと、そしてオリンピアンの林選手に2日とも勝たせていただけて嬉しい気持ちでいっぱいです」

【第14競技 少年 二段階障害飛越競技】
 この競技には24人馬が出場、半数を超える13人馬が第1段階をノーミスで走行して第2段階に進みました。減点0は4人馬で、第2段階のタイムで順位が決まりました。21.53秒を出した服部生&コレクター(佐賀県)が初日のスピードアンドハンディネス競技に続いて2勝目を挙げました。2位は22.55秒の上村汀&アンテベルム(鹿児島県)、3位は22.64秒の髙田春来&サントリーニ(京都府)でした。


▲服部生&コレクター
「馬の調子はばっちりでした。第1段階は落ち着いて、第2段階は絶対に勝つぞ!という思いで行きました。小回りを頑張って、障害間を1歩少なくしたりして思い通りの走行ができました」

【第15競技 成年女子 標準障害飛越競技】
 この競技には24人馬が出場、9人馬がジャンプオフに進みました。ジャンプオフを最初に走行した治武しおり&クインティナ(滋賀県)が減点0で31.94秒の好タイムをマークしましたが、平芳泰&兀地(長野県)がアグレッシブな走りで30.93秒を出して優勝を決めました。2位は治武&クインティナ、3位は39.20秒の柿平紗枝&スカルディア(長崎県)でした。


▲平芳泰&兀地
「出番が早かったので、後半の選手にプレッシャーをかけられるようなコース取りをしました。それがうまくいって良かったです。出産で1年休みましたが、国スポにカムバックして、『平芳でも金』を達成できてホッとしています」

【第16競技 少年 リレー競技】
 2人馬でチームを組んで前半・後半に分かれて一つのコースを走行するスピードアンドハンディネス競技で、17チームが出場しました。ポイントはいかにロスなく交替するかで、第1走者が第6障害を着地した瞬間に第2走者は第7障害に向かって踏み切ることができます。優勝は白木敬悟&ナバロンと門岡蘭&ミス・ランセット(熊本県)で61.23秒でした。2位は61.58秒の大谷永吉&ボイスと大谷文志&多可乃松風の兄弟チーム(兵庫県)、3位は66.60秒の若松和輝&フェネクスと川野篤&パーシー(茨城県)となりました。


▲白木敬悟&ナバロン
「ナバロンはよく人を落とす馬で乗るのが難しく、今日も練習馬場で皆さんに迷惑をかけてしまいましたが、本番では馬が頑張ってくれました。僕が前段で馬の集中力を切らさずに行けたこと、また、小回りをしたり脚を使って馬を信じて臨めたのが良かったです」


▲門岡蘭&ミス・ランセット
「たくさんの人のおかげで優勝することができました。前回の鹿児島国体ではバトンリレーで失敗してしまったのですが、今年はそれを活かしてリレーを成功させることができたのが良かったです」


▲ゲストとして戸本一真選手が来場、表彰式のインタビュアーを務めた

《SAGA2024》の出番、結果、コース図等は大会特設サイトでご覧いただけます。

 
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馬場馬術本部
2024 年 10 月 10 日
《SAGA2024》2日目レポート
 三木ホースランドパークで開催している《SAGA2024 国民スポーツ大会》馬術競技は2日目の10月10日、6競技を実施しました。

【第7競技 成年女子 馬場馬術競技】
 成年男子と同様にセントジョージ賞典で実施されたこの競技には13人馬が出場しました。優勝は68.794%を獲得した中村公子&ギャビデルギャビVCG(奈良県)。中村選手はコロナで不実施だった2年をはさみ、国スポにおいて6大会連続で勝利を収めています。2位は67.647%の稗田奈緒子&ショコラ・クラシック(兵庫県)、3位は66.559%の原田実和&サー・ギャラント(岡山県)となりました。


▲中村公子&ギャビデルギャビVCG
「嬉しいです。ギャビが本当に頑張ってくれました。1頭で6鞍のフルエントリーなので、最後までギャビが健康にいられるようサポートしていくのが私のメインの役割だと思っています。とにかく元気で国スポを終えてほしいです」

【第8競技 成年男子 国体総合馬術競技】
 馬場馬術と障害馬術の2種目で行うこの競技には14人馬が出場しています。初日の馬場馬術競技でトップに立ったのは減点30.0の中島悠介&アルマ デ フェ(茨城県)、そのあとに門岡幹宏&アルファ(熊本県)と杉谷泰造&ジータ(大阪府)が減点30.1で並んでいます。
 11日に障害馬術競技を行い、2種目の合計減点で最終順位が決まります。

【第9競技 成年女子 ダービー競技】
 全長675mの長丁場のこの競技には21人馬が出場し、10人馬がクリアラウンドしてジャンプオフに進みました。ここでも減点0だったのは8人馬、ダブルクリアラウンドしないと入賞できない激戦でした。トップタイム29.82秒を出して優勝したのは野上真生&グッドアビリティ(大分県)、2位は30.34秒の大塩範子&ケル・フラム(埼玉県)、3位は30.41秒の吉野真奈&エクラタン(千葉県)でした。


▲野上真生&グッドアビリティ
「馬がすごく頑張ってくれて優勝できて嬉しいです。グッドアビリティでジャンプオフに出たことがなかったのですが、足も速くて小回りもすごく頑張ってくれる子なので、思い切って攻めてみて良かったです」

【第10競技 少年 標準障害飛越競技】
 この競技には22人馬が出場し、7人馬がジャンプオフに進みました。ダブルクリアラウンドは3人馬。ジャンプオフ最後の出番だった北井聖人&SIGアイアンマン(神奈川県)が38.50秒のトップタイムを出して優勝を決めました。2位は39.46秒の楠原颯馬&グラニト(岡山県)、3位は40.59秒の川島玄士&ガルーファンデスケンメルスベルグ(滋賀県)でした。


▲北井聖人&SIGアイアンマン
「今日はアイアンマンがすごくブレイブな顔をしていたので勝てると思いました。ジャンプオフでは、これまではスピードで勝負する乗りだったのですが、全日本ジュニア選手権の時に大谷文志くんがラインどりで勝負していてかっこ良かったので真似しました」

【第11競技 成年男子 スピードアンドハンディネス競技】
 この競技には19人馬が出場しました。競技後半にタイムが更新されていき、最終出番の山口敬介&クインティナ(滋賀県)が61.30秒でこの競技を連覇しました。2位は63.61秒の秋葉大地&アルコラド(福島県)、3位は64.42秒の村岡一孝&エリオットⅥ(鹿児島県)となりました。


▲山口敬介&クインティナ
「クインティナはもう1鞍あるので、今日は無理せず落ち着いて行こうと思いました。来年の国スポは自県の滋賀なので、3連覇を目指します」

【第12競技 少年 団体障害飛越競技】
 2人でチームを組んで行う団体戦で、昨年までは自県の馬と対戦県の馬とに騎乗するスタイルでしたが、今年から2人とも自県の馬に騎乗して、合計減点(同点の場合は合計タイム)で順位が決まるスタイルに変更されました。
 3チームが減点0でゴールして、タイムで勝負となりました。優勝したのは96.29秒の津田あいみ・畑山陽菜&ティーキー(北海道)、2位は104.35秒の駒津壱成・渡邉心&ダンディーブルーM(栃木県)、3位は111.87秒の佐々木真平・長町柚愛&ハリーM(長野県)でした。


▲津田あいみ&ティーキー
「これまで支えてくださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。今日は馬のやる気やエネルギーがばっちりで、自信を持って集中して臨むことができました。これからも自信を持って笑顔で未来に向かっていきたいです」


▲畑山陽菜&ティーキー
「プレッシャーはありましたが、自分にできることを精一杯やりました。大きな大会で笑顔で勝てて良かったです。大学に行っても活躍できるように頑張ります」

《SAGA2024》の出番、結果、コース図等は大会特設サイトでご覧いただけます。


 
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馬場馬術本部
2024 年 10 月 9 日
《SAGA2024》開幕
 《SAGA2024国民スポーツ大会》馬術競技会が10月9日、開幕しました。今年の開催県は佐賀県ですが、馬術競技会の会場は兵庫県の三木ホースランドパークです。

【第1競技 成年男子 馬場馬術競技】
 セントジョージ賞典で行われたこの競技には11人馬が出場しました。優勝したのは、2週間前に馬場馬術ヤングライダー選手権を勝ったばかりの日髙凱斗&サー・ギャラント(岡山県)で69.147%でした。2位は林伸伍&ジェシージェームス(北海道)68.206%、3位は照井駿介&フュースティン(埼玉県)67.500%でした。


▲日髙凱斗&サー・ギャラント
「普段通りのことができるようにということに集中しました。僕らのコンビネーションが出せたと思います。自由演技は難度も入れて、若者らしくチャレンジャーとして攻めていきます」

【第2競技 少年 馬場馬術競技】
 14人馬が出場したこの競技は、FEIジュニアライダー個人競技馬場馬術課目で行われました。優勝は中学3年生で国体初出場の松岡健心&グラーティア(静岡県)で67.765%を獲得しました。2位は岸本レイナ&フュースティン(埼玉県)67.500%、3位は中本翔也&ギャビデルギャビVCG(奈良県)66.853%となりました。


▲松岡健心&グラーティア
「国スポはいつか出てみたいと思っていました。今年出ることができてこの結果で満足しています。自由演技もいつも通りグラーティアの力を最大限発揮できるように、今日以上の演技をやり切れたらいいなと思います」

【第3競技 成年女子 二段階障害飛越競技】
 この競技には24人馬が出場し15人馬が第2段階に進みました。減点0は7人馬で第2段階のタイムによって順位が決定。24.37秒の治武しおり&クインティナ(滋賀県)が優勝、僅差の24.53秒で中島妃香留&パーシー(茨城県)が2位、25.13秒の福島章&アジュールJH(千葉県)が3位でした。


▲治武しおり&クインティナ
「来年の自県開催に向けて、今年頑張って優勝したいという目標をみんなで持って臨んでいます。今日は思い切って乗ることを意識しました。金曜日に標準競技に出る予定です。強敵が多いので気合いを入れていきます」

【第4競技 成年男子 トップスコア競技】
 点数がつけられた障害物を飛越してクリアしたらその点数を獲得でき、その合計得点を競う競技で、コース(飛越する順番)は決められておらず、選手は60秒間に自分の考えたコースを走行します。
 出場25人馬のうち11人馬が1000点を超えるハイレベルな戦いとなりましたが、1520点を獲得した村岡一孝&エリオットⅥ(鹿児島県)が優勝しました。2位は1420点の増山大治郎&ア・ガール・ドゥ・シャヴァノン(茨城県)、3位は1410点の佐藤賢希&コンタドーラ(長野県)でした。


▲村岡一孝&エリオットⅥ
「このメンバーで勝てたことが非常に嬉しいです。ここに至るまでにいろいろな方々のサポートを得て、この結果につながったと思うので、その方々に感謝を示したいと思います。ありがとうございました!」

【第5競技 少年 スピードアンドハンディネス競技】
 この競技には25人馬が出場し、開催県である佐賀県の服部生&コレクターが58.76秒で優勝しました。2位は60.82秒の眞田蒼&オルサヴァントクルイス(広島県)、3位は61.26秒の谷原桃華&メジェールミア(山口県)となりました。


▲服部生&コレクター
「最高です! 今日は絶対に勝とうという気持ちで臨みました。初めての国スポで、開催県としてのプレッシャーはすごかったです。今までで一番緊張しました。これから二段階とリレーに出るので、馬を信じて勝つことだけを考えて挑みたいと思います」

【第6競技 成年男子 ダービー競技】
 全長770mのコースに18障害(20飛越)が置かれた長丁場のダービー競技。コースには水濠やバンケットなどダービーならではの障害物も設置されました。19人馬が出場し?減点0が2人馬。一騎打ちのジャンプオフとなりました。ダブルクリアラウンドして優勝したのはJRA障害ジョッキーの小牧加矢太&トゥアイクリスタル(滋賀県)、ジャンプオフで2落下を喫した横山瞬&モナベール(北海道)が2位となりました。また、オリジナルコースでタイム減点1があった中村勇&フォンヴィア(三重県)が3位でした。


▲小牧加矢太&トゥアイクリスタル
「障害レースにはダービーはないのですが、今日はいい馬に乗らせてもらって無事にダービージョッキーになることができました! 馬術と競馬の距離がもっと近くなるといいなという思いで競技に出場しています。来年の滋賀国スポに向けて弾みがついたと感じました」

《SAGA2024》の出番、結果、コース図等は大会特設サイトでご覧いただけます。

 
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馬場馬術本部
2024 年 10 月 4 日
《全日本馬場PartⅠ》出場人馬発表
 11月8日~10日に御殿場市馬術・スポーツセンターにて開催します《第76回全日本馬場馬術大会2024 PartⅠ》の出場人馬を発表いたします。

《第76回全日本馬場馬術大会2024 PartⅠ》出場人馬一覧(PDF)

 こちらでエントリーが確定しましたので、10月22日(火)までに、下記の口座へ参加料をお振込下さい。
【参加料の金額の確認方法】
1.オンラインエントリーを実施したID&パスワードでログイン
2.ページ左上の「申請承認待ち情報」をクリック
3.「申請承認待ち一覧」に記載されている当該申請の金額をご確認下さい

※出場できなかったエントリーについては、こちらで申請を取り消してあります

【振込先】
 三菱 UFJ 銀行 本店(001) 普通 
(口座番号)2427365 
(名義)馬場馬術本部実行委員会 公益社団法人 日本馬術連盟

 なお、ドーピング検査にかかる厩舎セキュリティー実施のため、期間中は厩舎地区の入場制限を行います。厩舎地区に入るために必要なリストバンドの各団体配布上限枚数は以下の通りです。

◆リストバンド配布上限枚数
 ・選手1名につき1枚
 ・馬1頭につき5枚(保護者、トレーナー、グルーム等)
  例)選手2名と馬3頭で参加する場合は合計17枚まで
     2枚(選手2名)+15枚(3頭×5枚)=17枚

 特設サイトおよびリストバンドの事前登録については、別途、ご案内いたしますので、今しばらくお待ちください。






 
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馬場馬術本部
2024 年 9 月 29 日
《全日本ジュニア馬場》最終日レポート
 《第41回全日本ジュニア馬場馬術大会2024》は最終日の今日、各カテゴリーの②競技を実施、2日間の得点率合計ポイントで順位を決定しました。それぞれの表彰式では、スペシャルゲストとして来場してくださったモデルでタレントのトラウデン直美さんから優勝選手にブーケが贈られました。

 ヤングライダー選手権はFEI自由演技ヤングライダー課目を行いました。日髙凱斗&サー・ギャラント(蒜山ホースパーク)は73.975%を獲得して2日間とも70%を超えて、合計ポイント145.642で優勝、エルメス賞を受賞しました。2位は139.501ポイントの吉田真理恵&グランダー(アシェンダ乗馬学校)、3位は138.713ポイントの髙松優希&エルメス・デアツヴァイタ(アイリッシュアラン乗馬学校)でした。


▲ヤングライダー選手権 表彰式 ©c3.photography


▲ヤングライダー選手権優勝 日髙凱斗&サー・ギャラント
「とても嬉しい気持ちでいっぱいです。パートナーを組んでくれているサー・ギャラントは僕と比べものにならないくらい経験豊富な馬なので、彼から教えてもらいながら、彼の良い部分を発揮させられるように努力しています。エルメスの鞍をいただけるので、その鞍でたくさん練習して、また次のタイトルをとれるように頑張ります」

▲ヤングライダー選手権優勝選手にはエルメス賞としてエルメスの鞍が贈られる

 ジュニアライダー選手権はFEI自由演技ジュニアライダー課目を実施しました。松久武玄&ギーマント(藤沢乗馬クラブ)が唯一70%を超える70.470%を獲得、合計ポイント138.166で優勝しました。2位は135.387ポイントの松岡健心&グラーティア(静岡乗馬クラブ)、3位は134.117ポイントの笠原悠希&エレヴァメンテ(ドレッサージュ・ステーブル・テルイ)となりました。


▲ジュニアライダー選手権表彰式 ©c3.photography


▲ジュニアライダー選手権優勝 松久武玄&ギーマント
「嬉しいです。前の試合から成績が良く、これなら優勝できると思っていました。ギーマントは苦しい時期も一緒に歩んできた、かけがえのない子です。これから受験があって少しの間、馬に乗れなくなりますが、いつかもっと上のステージにいきたいと思っています」

 チルドレンライダー選手権は2日間とも規定演技を実施、今日はJEF第3課目Bを行いました。齋藤勇実&ポロノチウウィル(ウィルスタッド)が69.667%を獲得して、2日間の合計が138.347ポイントとなり優勝しました。2位は135.541ポイントの松岡心海&グラーティア(静岡乗馬クラブ)、ジュニアライダー選手権2位の松岡健心と兄妹揃って入賞しました。3位は132.639ポイントの佐藤真悠子&オガーデンズディオールデルクゼ(赤城乗馬学校)となりました。


▲チルドレンライダー選手権表彰式 ©c3.photography


▲チルドレンライダー選手権優勝 齋藤勇実&ポロノチウウィル
「馬と親とグールさんという先生のおかげです。恵まれた環境にいて良かったなと思います。今日は勝つ気で馬を動かしていきました。今までで一番良い演技ができたと思います。来年はたぶんジュニアに上がると思うので、しっかり練習して今日ミスしたところをなくしていきたいです」

 昨年新設したU30選手権は、安田利実&ベルナルドU(リトルホースクラブ)が合計126.979ポイントで連覇を果たしました。2位は118.616ポイントの木村彩友子&ボスコ(エバーグリーンホースガーデン)、3位は112.364ポイントの北村楓雅&ルーチェ・ディスペランツァ(藤沢乗馬クラブ)となりました。


▲U30選手権表彰式 ©c3.photography


▲U30選手権優勝 安田利実&ベルナルドU
「去年優勝して、それからグランプリの経路も何度も踏んできていて、正直言って負けるわけにはいかない競技だったので、無事にチャンピオンになれて良かったです。これからはさらにクオリティを上げてノーミスで、かつ、このクラスの目標である全日本選手権でも上位に食い込んでいけるライダーになれるように、しっかり成績を出せるようにしたいと思います」

 U30インターメディエイトⅠクラスは山本知佳&レオナルド896(座間近代乗馬クラブ)が135.687ポイントで優勝、清水茜&ガリネロ(ホースファームエルミオーレ豊田)が133.568ポイントで2位、沖廣諒一&ヴァンルージュメドック(ラクエドラゴンホースパーク)が128.392ポイントで3位でした。


▲U30インターメディエイトⅠクラス表彰式 ©c3.photography

競技の結果等は大会特設サイトでご確認いただけます。

 
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